山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】衆院解散はしばらくなさそうですね。

 

4月23日投開票の補欠選挙は、

自民党の4勝1敗となりました。

 

4勝1敗というと一見、

良さそうな感じもしますが、

岸田総理の表情は硬く、

政府関係者が「勝った気がしない」と

話している、という報道もあります。

 

 

4勝1敗といっても、

接戦が多かったんですよね。

 

山口4区の吉田さんはまぁ、勝つだろうと

思っていましたけど、

他の選挙区は軒並み、接戦でした。

 

山口2区に関しては、

岸信夫さんの息子さんである

岸信千世さんが当選しましたが、

対立候補・平岡氏との差は、

わずかに約5800票。

 

本来なら 信千世さんが

圧勝して欲しかったんですが、

あろうことか、基地のある岩国市では

信千世さんより平岡さんの方が

300票くらい多かった、と。

 

防衛・安全保障への関心が高い

岩国市こそ、自民党の候補が

支持を集めないといけないのに、

そこで野党に負けてしまっているんですよね。

 

幸い、菅前総理が応援演説を行った

下松市などで多くの票数を

獲得できたとのことで

信千世さんが勝ったのですが、

スッキリしない結果になってしまった。

 

 

また、参院大分でも、自民党の白坂亜紀氏と

立民党の吉田忠智氏の対戦となりましたが、

僅か約300票という僅差で辛勝と

なりました。

 

立民党が見捨てられつつある中、

また自民党女性候補を立てた中で

この接戦というのは、やはりスッキリしない。

 

もっと差をつけて勝ちたかったですよね。

 

 

 

千葉5区では、自民党新人の

英利アルフィヤ氏が勝利しました。

 

2位の立民党・矢崎堅太郎氏との差は

約5000票でした。

 

まぁ、それまで知名度のなかった

ルフィヤ氏が勝ったというのは

見事なのですが、

政策・主張的に、自民支持者でも

ルフィヤ氏を支持したくない人が

いたというのも事実だろうと思います。

 

保守層の票を集めきれなかったですよね。

 

そのアルフィヤ氏に投票したくない

自民支持者の票が、

恐らく国民民主の岡野氏と維新の岸野氏に

分散したんだろう、と。

 

そして、左派の有権者の票も

全てが立民の矢崎氏に集まったわけではなく、

国民民主の岡野氏や共産の斉藤和子氏にも

ある程度分散したことで、

なんとかアルフィヤ氏が勝てた、という

構図なんじゃないかな、と思います。

 

なので、立民・国民民主・維新・共産と

野党候補がたくさんいたおかげで

票が分散して勝てた、という

見方をするべきだと思います。

 

もし野党が候補を1本化していたら、

ルフィヤさんに入れたくない人の

票がそこに集まってしまって、

ルフィヤさんは負けていたでしょう。

 

野党の仲が悪くて良かったなぁ、という

感じです。笑

 

 

 

…と考えると、勝ったのは勝ったんですが、

いずれも中身が良くないわけです。

 

岸田総理は、広島サミット後に

解散のカードを切ってくるのではないか?

という見方もありましたが、

今解散したら恐らく議席

減らしてしまうでしょう。

 

なので、個人的には近いうちに解散、

というのは無いのではないかな、と

見ています。

 

なんか岸田内閣の支持率が

50%に乗った、という報道もありますが、

それは単に立民党の自滅でしょう。

 

維新が勢いをつけていますから、

今解散をすれば恐らく自民が減って

維新が増えることになってしまう。

 

だから今解散するべきではないでしょうね。