山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

思いやり

 

先日、道を歩いていたら

車に乗ったご年配の方が、

窓を開けて話しかけてきました。

 

運転手が旦那さんで、

助手席に奥さん。

 

どうやら、新しくできた老人ホームに

向かおうとしたけど

道に迷ってしまったようです。

 

 

自分は、その老人ホームの場所を

知らなかったんですが、

スマホで調べて、

「次の信号を右に曲がって…」って感じで、

道順を教えました。

 

すると、助手席の奥さんが

「ありがとうね。助かるわ」と言って

100円玉を差し出したので、

自分は「ありがとうございます。

気持ちだけいただきます」と言って、

100円玉は受け取りませんでした。

 

 

 

それにしても、ご年配の方っていうのは

スマホをあまり使われないので、

知らない場所に行くのは大変ですよね。

 

自分たちの世代だったら、

スマホさえあれば位置情報を使って

どこにでも行くことができますが、

ご年配の方はそうじゃない。

 

スマホがない時代は、

知らない場所に行くためには、

誰かに道を聞かなきゃ行けなかったん

だろうなぁ、とふと思いました。

 

昔はそうやって、誰かを頼らないと

暮らしていけなかった。

 

だからこそ、ご年配の方って

温かいんだろうなぁと思います。

 

誰かに助けてもらおうと思ったときに、

やっぱり態度が悪いと

助けてもらえないじゃないですか。

 

感じ悪い人を助けたいと思う人なんて

いないわけで、相手への思いやりが

なければ、人の手を借りるということは

できません。

 

 

今の世の中は便利になりました。

 

便利なのは良いことですが、

便利になってしまうと、

誰かの手を借りなくても

大体のことはできてしまうわけです。

 

1人で何とかできてしまう分、

若い人には、思いやりとか相手を労る心に

欠ける人が多いんじゃないかな、と。

 

思いやりって、大切なことなんだけど、

ついつい忘れてしまいがち。

 

でも、そこを忘れてしまっては

絶対にいけません。

 

常に思いやりを持って

行動していかなきゃいけないなぁと

思います。