山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】岸田・バイデンがホワイトハウスで会談

 

岸田総理がホワイトハウスで、

アメリカのバイデン大統領と

会談しました。

 

これについて、11日の日経新聞

1面で「対中にらみ抑止力統合

日米同盟が軸、豪韓比と」と

出ていますね。

 

今回の会談の大きな目的の1つが、

中国に対する抑止力強化だと思います。

 

まずもって、日本とアメリカが

固い絆で結束している。

 

そのことを演出するだけでも、

中国への圧力にはなりますよね。

 

現在、中国への圧力を強めるという

意味では、アメリカは大きな安全保障の

枠組みを2つ持っています。

 

1つは、アメリカ・日本・インド・

オーストラリアの4カ国で形成する

「クアッド」。

 

もう1つは、アメリカ・イギリス・

オーストラリアの3カ国で形成する

「オーカス」。

 

今回アメリカは、日本が参加していない

オーカスという枠組みに関しても、

日本に協力できるところは

協力して欲しいと呼びかけているようです。

 

オーストラリアが原子力潜水艦

配備することで、中国の南方への

進出を阻止するのが、オーカスの

大きなメリットなのかなぁと思います。

 

そこに対して、軍事大国のアメリカと、

島国であり、潜水艦による抑止力に

長けているイギリスが協力をする、という

枠組みですよね。

 

この潜水艦による抑止力というのは、

日本も大いに参考にするべきだし、

その意味ではオーカスに

協力することによって、

イギリスやオーストラリアとの関係を

深めておくというのは有意義だなぁと

思うわけです。

 

 

また、同じく11日の毎日新聞の3面では

「中国にらみ経済安保連携」という

記事が出ています。

 

半導体の供給網の整備、および

AI分野での協力を深めるというのも

今回の会談の大きな意味だと思います。

 

記事によると「念頭にあるのは中国への

対抗だ。輸出入規制をちらつかせ

貿易相手国を威圧する中国への依存を

減らし、日米を軸に相互に信頼できる

『同志国』間での供給網整備を進めていく」

とのこと。

 

近年の習近平政権の動きを見ていると

本当に中国は信用ならないなぁと

いうのがよくわかると思いますが、

その意味でも、経済面で重要物資を

中国に依存する、というのは

大きなリスクになる。

 

だからこそ、中国に依存しない

供給網を整備する必要がありますよね。

 

日本を含めた同志国で半導体

生産体制を整えることで、

中国依存からの脱却に繋がっていく。

 

とにかく、習近平という人物の恐ろしさは

もう完全に露呈していますから、

そこに多方面から圧力をかけていかないと

いけないということですよね。

 

ぶっちゃけ、晩餐会にYOASOBIが

参加したとかはどうでも良いので、

テレビの報道番組は、

ちゃんと専門家を招いて

この会談の意義を深く解説した方が

良いんじゃないかなと思います。