外木場義郎さん。
「そとこば・よしろう」と
読みますけど、
外木場さんは1970年代の
カープの大エースです。
1968年に21勝を挙げると、
1976年までの9年間で2桁勝利が8度。
1975年のカープ初優勝に
大きく貢献した1人ですよね。
とりわけ、この間に3度も、
300イニングス以上というのを
記録している。
今じゃ考えられないことですよね。
それ以上投げればもう先発として
立派だよね、という基準になって
いますからね。
さて、外木場は1965年に
ノーヒットノーランを達成しています。
このときに、記者から「こういう記録を
達成した選手は意外と短命」と
いうことを言われたそうです。
強すぎる光は長続きしない、的な
ことを言われカチンときた外木場は、
「なんならもう1回やりましょうか?」と
答える。
そして3年後の1968年に、
完全試合を達成したのです。
エースのプライドというものを感じて、
カッコイイなぁと思いますよね。
さらに、1972年にも
ノーヒットノーランを達成。
ノーヒットノーラン3度というのは
今でも破られていない、
プロ野球史上最多記録です。