山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

カープレジェンドについて知ろう【北別府学】

 

実は自分が中学生のとき、

北別府とすれ違ったことが

あるんですよね。笑

 

とある商業施設に行ったとき、

たまたまその日に北別府の

トークイベントがあったそうで、

会場に向かう北別府と

すれ違ったんです。

 

背も高くてめちゃくちゃオーラがあって、

「うわぁ、すげぇ。。北別府だ。。」と

思いました。笑

 

 

 

北別府は1978年から1988年まで

11年連続で2桁勝利を挙げていて、

プロ通算で216勝を記録しています。

 

カープで通算200勝を達成して

いるのは北別府と黒田の2人ですが、

黒田は日米通算での数字なので、

本当にカープ一筋で200勝を

しているのは北別府ただ1人と

いうことになります。

 

カープ史上最も偉大な投手、と言っても

良いんじゃないかな、と思いますね。

 

なぜそれほどの成績を残すことが

できたのか。

 

それは「精密機械」と

称されるほどのコントロール

良さですよね。

 

ストレートの球速は最速で

144キロと、プロでは遅い方です。

 

だからこそ北別府は

球速では勝てないと思って、

コントロールを徹底的に磨いた。

 

多彩な変化球を駆使した投球術で

長年に渡ってカープのエースとして

活躍しました。

 

 

ただ、引退後、一時期はカープ

投手コーチを務めていましたが、

北別府の場合は「名選手、名指導者に

非ず」だったようです。

 

北別府自身が精密機械と呼ばれるほど

コントロールの良い投手だったので、

指導者として投手陣を見たときに

「なんで思ったところに投げられないの?」

となってしまう面があったと思います。

 

北別府は解説者としても、

実況のアナウンサーから話を

振られたときに必ず

「うーん…」と否定的な態度から

入るんですよ。笑

 

なので、最初は「なんか陰気臭くて、

嫌な解説者だなぁ」と思っていたのですが、

ただ、それは期待の表れから

そういう言い方になっているだけで、

実はお茶目な一面もあって

優しい人なんだ、ということを

後々知りました。

 

2020年に白血病を公表し、

解説の仕事をお休みしていたのですが、

その間はやっぱり寂しかったですよね。

 

またあの北別府さんの、

厳しさの中に愛を感じる解説を

聞きたいな、と願っていました。

 

しかし、その願いは叶わず、

2023年6月16日に亡くなりました。

 

本当に寂しかったですね。

 

北別府さんは引退後も常に、

カープの勝利を期待していたと思います。

 

恐らく、北別府さんは今も

空からカープの戦いぶりを

見ておられると思うので、

是非優勝して、北別府さんにも

喜んでもらえたら良いんじゃないかなと

思います。