山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】二階俊博氏、次の選挙に出馬せず

 

「年齢なんか関係ないんだよ。

日々研鑽に励んで、それが若さの

秘訣になるんだ」

 

これは、2021年の二階氏の発言です。

 

やはり、国会議員として

国を良くしたい、という思いは人一倍

ある方だと思うので、何歳になっても

自分は政治家として活躍するんだ!

という、プライドのようなものが

強くあると思うんです。

 

それが、先日の不出馬表明会見での

「バカ野郎」発言に

繋がっていると思います。

 

まぁ二階さんは口が悪いというのは

あるんですけど、ただ、

あれは記者も失礼ですよね。

 

不出馬を決めたのは政治資金問題の

責任を取ったということか、

それとも年齢的なことを考えてのことか、

という質問。

 

それに対して二階さんは

「年齢制限があるか?お前もその歳が

来るんだよバカ野郎」と

返しました。

 

「年齢で辞めるんですか?」というのは

失礼ですよね。

 

近年、若者が偉そうになってきていて、

年配の人に対してリスペクトに

欠ける人が多いなぁと思うのですが、

二階さんはそこをハッキリびしっと

言えるので、その点は自分は

なんとなく、人間味だったり

カッコ良さみたいなものを感じています。

 

 

さて、二階さんはなぜ支持されるのか。

 

先日の会見で次の衆院選への不出馬を

表明したわけですが、残りの時間は

国土強靭化、観光立国の推進、

外交面といったところに

尽力したいと語っています。

 

二階さんは和歌山の人ですが、

高速道路を延長して

紀伊半島を一周するような形で

高速道路を通してのが二階さんです。

 

これによって関西各地から

和歌山へ移動しやすくなりました。

 

また、二階さんといえば中国と

太いパイプがあり、習近平氏などとも

仲が良いんですけど、

白浜のアドベンチャーワールド

パンダを連れてきたのも二階さんです。

 

中国との友好の証とも言える

パンダの来園ですが、

これと高速道路とのセットで、

和歌山ほ観光地としての魅力度や

利便性を格段に向上させ、

それによって和歌山の経済を潤わせた。

 

当然、高速道路の延長によって

物流も良くなったので、

それも経済を良くする要因に繋がる。

 

そういう功績があるので、

和歌山で二階さんはすごく

人気なんですよね。

 

「なんでこんな人が何回も当選してるの?」

と思ってる人もいるかもしれませんが、

政治家として大きな仕事を

成し遂げてきたのは事実ですからね。

 

なので、和歌山のため・国のために

もっともっと色んなことをしたいという

思いはまだずっと持っておられるの

だろうと思います。

 

 

菅 前総理は、幹事長になる前の

総務会長時代の二階さんについて、

こういう話をしています。

 

「六十年ぶりとなる農協改革を

実現したとき、総務会で反対する方の

意見にも耳を傾けながら、全体の

流れを見て、最後はまとめるべきところに

しっかりまとめてくれました」

 

テレビの報道を見ている限り、

二階さんは偉そうな人に見えて

しまいますが、それはそういう場面だけ

切り取って報道するからなんですよね。

 

二階さんは、ムカッときたときは

口が悪くなるんですが、

しかし多様な意見を持つ人たちがいる

自民党を上手くまとめるだけの

人徳があるんですよね。

 

公明党ともパイプがあるし、

野党との調整力もある。

 

なんせ、習近平とも上手く付き合って

いましたからね。

 

 

それと、二階さんは礼儀だったり

根回しだったり、そういうことを

すごく重視する人なんだと思います。

 

そういうところを大切にすれば

良くしてくれるけれど、

そこを蔑ろにされると二階さんは怒る。

 

その二階さんが幹事長を長く

務めたことは、安倍政権の安定に

大きく貢献したと思います。

 

幹事長はいわば、

政府として仕事をする安倍総理

代わって自民党をまとめる役割ですよね。

 

そこに二階さんを置いたことで、

自民党内の規律がキッチリ保たれた

わけです。

 

だからこそ、自民党の人たちは

みんな二階さんを大切にする。

 

仁義的で人間臭くて、

国を良くしたいという思いが

人一倍強い政治家さんなのかな、と

個人的には思っています。

 

次の選挙に出ないということですが、

長年に渡って政治家として

活躍されたことには

素直に尊敬するしかありませんね。