個人的な意見ですが、
強いチームには必ず、
中継ぎ投手の犠牲が伴うものだと
思うんですよね。
アドゥワはまさに、
その犠牲になった１人だと思います。
アドゥワは高卒２年目の
2018年に、53試合に中継ぎ登板し、
67.1イニングスを投げました。
緒方監督は、本当は敗戦処理などで
経験を積ませよう、くらいの気持ちで
一軍に抜擢したと思うのですが、
そこであまりにも良いピッチングを
継続したので、戦力として
欠かせない存在になってしまった。
高卒２年目ということで
まだプロで１年間戦い抜く筋肉は
ついてなかったと思うのですが、
１年間頑張ってもらわなきゃ困る、
という立ち位置に
なってしまったのです。
アドゥワは本来、
先発ピッチャーですよね。
ストレートが微妙に変化する投手で、
打たせてとるタイプです。
なので、球速というよりは
低めに集めるというコントロールが
重要だと思うのですが、
球速を追い求めてしまったために
肘に負担がかかって故障。
2020年に肘の手術を受けてから、
まだ一軍に戻ってこれていません。
ただ、故障を経験できたということは
逆に良かったかもしれません。
肘を故障したからには
肘に負担のかかる投球スタイルは
捨てざるを得ませんから、
逆にアドゥワの良さが出るかもしれない。
とにかくコントロールを意識して
投げていかないといけない。
怪我もぼちぼち癒えてきて、
二軍では実戦登板に復帰しているので、
また一軍に帰ってくる日を
信じて待ちたいと思います。
