山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】大切なのは、自分と違う立場を理解すること

 

哲学者の東浩紀さんという方がいます。

 

去年「訂正可能性の哲学」という本を

出されましたが、その東さんが

次のようなツイートをしました。

 

__ぼくはそもそも、ポストモダン

左派思想を学んだはずなのに、

いまや保守にも一定の理解を示し、

社民党立憲民主党も支持しなくなっている

わけで、そういう点では「訂正」している。

左派はそんな訂正を認めないという

だけなのではないでしょうか__

 

このツイートには自分もすごく、

共感しました。

 

 

東さんは、どちらかと言うと「左派」だと

思うんですけど、左派の中でも

ものすごくまともな人で、

過激ではなく、柔軟な左派論者です。

 

この「柔軟」というのがポイント。

 

日本は民主主義で、人それぞれ

いろんな考え方を持つことが

許されている国ですから、

いろんな政治的立場の人がいます。

 

しかし左派には、自分の立場と同じ意見しか

認めない、という人が多い。

 

自分と違う意見を排除するような、

民主主義の精神とは逆の態度を

とる人が多い印象です。

 

 

で、これは左派だけに限らず、

右派もそうで、頭が硬い人が多いのです。

 

そういう頭の硬い人は左派・右派という

言い方よりも「極左」「極右」と

言った方がいいかもしれません。

 

東さんみたいに、まともな左派の方も

いるわけですから、変に「左派」とか

「右派」でくくってはいけないでしょう。

 

 

安倍晋三さんという政治家は、

左派・右派という分け方で言えば

右派なんだと思いますが、

すごく柔軟な人だったと思います。

 

結構、公明党や野党の意見も

聞いているのです。

 

安倍さんは「信念」は決して曲げない

人ですが、同時にいろんな人の意見を

聞くことができる柔軟性・寛容性も

持ち合わせていた。

 

そういう姿勢が大切だと思います。