山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

カープは元々、鈴木誠也をショートで育てるつもりだったという話

 

来週はドラフト会議ですね。

 

今年のドラフト候補は全く下調べ

していないのですが、

カープが1位指名する常廣くんだけは

映像を見ました。

 

すごく良い投手なので、

ぜひカープに来て欲しいですね。

 

 

さて、ドラフト関連で今日は、

こんな話。

 

2012年のドラフト会議でのこと。

 

注目株の1人が、光星学院高校

北條史也でした。

 

この年、カープのショートの

レギュラーは梵。

 

シーズン前半は1番か2番、

シーズン後半は3番打者として

ショートのレギュラーを務めましたが、

前年の膝の故障の影響で

思うような成績はあげられていない

状況でした。

 

なんとか梵の後釜として

高校生のショートを獲りたい、という中で

当然、北條がドラフト指名の有力候補に

挙がっていました。

 

しかし、尾形スカウトの意見は違った。

 

尾形スカウトは、二松学舎

鈴木誠也という選手を追っていて、

彼のポテンシャルの高さに惚れていました。

 

なので、何としても鈴木をカープ

入団させたかった。

 

高校生のときは投手でしたが、

尾形スカウトが評価したのは

打力と足の速さです。

 

この尾形スカウトの高評価もあって、

鈴木誠也を指名して内野手として

育成しよう」という方針が決まりました。

 

 

 

実際、1、2年目は二軍で内野手として

経験を積んでいます。

 

2014年にはフレッシュオールスター

ショートでスタメン出場。

 

そして一軍でも「1番、サード」で

スタメン出場した試合があります。

 

ところが、菊池がセカンドに定着し、

ショートには田中という選手も

入団したので、若手内野手の層が

だんだんと厚くなってきた。

 

そこで、誠也の打力と肩の強さを

生かすには外野の方が良いのでは

ないかということになり、

プロ3年目の2015年から、

外野手登録になりました。

 

そして、翌2016年に覚醒し、

「神ってる」が流行語大賞に。

 

一気にカープの主力選手に成長し、

現在ではメジャーリーグで活躍しています。

 

もし田中や菊池がいなかったら、

あるいは、あの時ドラ1で北條を

獲得していたら…

 

誠也は今とは違う道を歩んでいた

可能性もありますよね。

 

ドラフトというのは、

つくづく「縁」というものを感じます。