山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

山本由伸がドラフト4位という事実


「〇〇はなぜドラフト〇位まで

残っていたのか」みたいな記事って、

定期的に目にするんですよね。


例えば、イチローはドラフト4位です。


現役メジャーリーガーの

秋山翔吾はドラフト3位。


メジャーリーグ移籍を目指している

鈴木誠也もドラフト2位だし、

2020年首位打者の佐野恵太なんかは

ドラフト9位から這い上がったわけですからね。笑


このように、ドラフト1位じゃなくても

活躍する選手はたくさんいます。


そして先日は、山本由伸はなぜ

ドラフト4位まで残っていたのか?という

記事を見つけました。



なんか、そういう記事を見ると

他球団のスカウトの見る目がない、

みたいなことが大体書いてあるんですよね。笑


当然、4位まで残っていたということは

他球団が3位以上で獲得するチャンスは

あったということなので、

将来性を見破れなかった他球団のスカウトは

見る目がない、という理屈なんでしょう。


でもそれを見る度に思うんですけど、

そういうこと書くんだったら、

自分で1回、ドラフト前に選手を

下調べして、誰が活躍しそうで

誰が活躍しなさそうかって

リスト作ってみたら?と

思うんですよね。笑


人に見る目がないって言えるってことは、

自分は見る目があるってことでしょ?


だったら、それを証明してみたら

どうですか?と思います。



そういうのもあって、自分はドラフト前に

必ず、ドラフト候補選手の動画なり成績を

チェックします。


そして、この選手は活躍するかどうかって

いうのを予想します。


それをやってみると、

選手の将来性を見極めることの

難しさがよくわかります。


実際、自分の予想が当たる確率は

だいたい40~50%くらいかなぁと思います。


例えば、オリックスの宮城くんは

活躍するだろうなと思ってましたけど、

阪神の及川くんは、活躍するとしても

4、5年後だろうなと見てました。


でも今年、高卒2年目で活躍した。


宮城の活躍は当てたけど、

及川の活躍は当てれなかった。


それだけで予想的中率は

半分ってことなので、

自分はあまり見る目がない、という

ことになります。




それと、ドラフト時の評価が

全てというわけではありません。


そこから、チーム事情なり

監督・コーチとの相性なりっていうのも

選手が育つ上で重要な要素です。



例えば、巨人の坂本は早い時期から

レギュラーで活躍していますが、

それは二岡の怪我があって

ショートのポジションが空いたところで

使ってもらったわけですよね。


もし二岡の怪我がなかったら、

あるいは、坂本以外に有望なショートがいて、

その人と競わなきゃいけない環境だったら。


どうなっていたかはわかりません。


当時の坂本はエラーも多く、

打率も2割5分。


二岡の怪我に、他の坂本ほど期待できる

選手がいなかったということ、

そして、坂本がミスしたり打てなくても

勝てるくらい、他のレギュラーが

活躍していたこと。


そういう要素があったからこそ

我慢してつかってもらうことができて、

今の坂本があると思います。



また、坂本は堂上直倫のハズレ1位で

巨人に入団していたわけですけど、

もし堂上が巨人で坂本が中日だったら。


そしたら、堂上がバリバリレギュラーで

活躍していて、坂本はアライバに

埋もれて活躍できないまま

引退していた可能性だってある。



そういうのを考えると結局、

選手が活躍するかどうかって

ドラフトのときにはわかんないよなぁ、と

つくづく思います。


山本が4位まで残っていたのも、

もちろん他のチームが3位以上で指名することは

できたはずですけど、他のチームに

行っても今くらいの活躍ができたかどうかは

全くわからないです。


だから、ああいう記事書く人って

大したことない人ですよね。笑