先日、日テレの音楽特番を見ていたら、
STU48が「花は誰のもの？」を
歌っていました。
「もしこの世界から 国境が消えたら
人はみんなきっと しあわせなのに」
っていう歌詞。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、
秋元康さんが作詞したそうです。
この歌自体は否定しません。
秋元さんの思いや、
この歌を良いと思って聴いている人の
思いを否定する気はさらさら
ないのですが、マジレスすると、
国境はないといけないものだと思います。
例えば、日本には47都道府県があります。
もし都道府県が無くなって、
日本政府、または国会が日本のことを
全て決める、となったとします。
ここでどんな問題が発生するか。
例えば、北海道でヒグマが出て
困ってるんだ、としましょう。
そのヒグマ対策でどんなことを
すれば良いか。
どのくらいの予算が必要か。
それは、北海道の人しかわかりません。
なので、ある程度のところで
境界線を引いて、その地域のことは
それぞれの地域でやって下さい、
とした方が良いわけですよね。
国だけで日本全部の面倒を見るというのは
とてもじゃないけどできないので、
境界線を引かなきゃいけない、と。
20人学級と40人学級だったら
20人の方がより先生の目が
行き届きやすいですよね。
それと同じで、政治だったり警察、
さまざまな行政サービス…
公務員１人が何人の住民の面倒を
見なきゃいけないかっていう
負担を減らすこと。
これは非常に重要だと思います。
それと、例えば今、急に韓国と北朝鮮を
１つに統合したらどうなるか、を
考えてみましょう。
まぁ、北朝鮮がミサイルとか
撃たなくなって仲良しこよしに
なるのは良いことかもしれませんが、
北朝鮮というのはすごく貧乏な国です。
対して韓国はそれなりに
発展した国です。
すると、それを１つにまとめてしまうと、
ものすごい格差が生まれますよね。
この格差を埋めるにはどうするかと言うと、
韓国の富裕層から税を取って
北朝鮮の貧乏な人たちに配る。
これをやらざるを得ません。
必然的に、韓国にいた人たちの
生活水準は下がります。
すると当然、韓国の人たちの
不満が生まれますよね。
そして、北朝鮮の人たちは
韓国と同じレベルの労働をしなきゃ
いけなくなるのですが、
そのノウハウが無いから苦労しますよね。
下手したら、そこに対応できなくて
全然お金がない、という人も
たくさん出てくるでしょう。
そしたら窃盗とか強盗が起きやすくなり、
治安が悪くなります。
果たして、それまでの韓国と、
北朝鮮を併合した後の韓国。
どちらが平和と言えるでしょう？という
ことですよ。
…と、このように、国境を無くすという
ことにはものすごく大きなリスクが
あります。
戦争を無くすために国境を無くそう！
という、安易な発想は危険なんですよね。
