山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

トラス辞任

イギリスのトラス首相が

スピード辞任となりました。

 

トラス首相は最初、

国民が苦しんでいるから

減税します!というようなことを

言っていたので、

てっきり消費税を下げるのかと

思っていたのですが、

そうじゃなかったようですね。

 

法人税所得税などの減税ということで、

減税の対象は、主にお金持ちという

ことですよね。

 

物価が上がって多くの庶民が

苦しんでいるのに、

減税の対象がお金持ちだなんて

おかしな話だなぁ、と思います。

 

 

トラス首相は「トリクルダウン」という

理論を持論としているそうです。

 

大企業や富裕層への支援策を講ずることで、

やがてその富が庶民にも流れてくる、

という、よく分からない理論。

 

まぁ、お金を持っている人たちを

経済的に支援すれば、

その人たちがどんどん経済を回していって

経済成長に繋がり、

景気が良くなるというような

理論だと思うのですが、

アメリカのバイデン大統領は

この理論を否定しています。

 

この理論は神話でしかなく、

実際には富裕層を富ませても

富裕層の間でしかお金は回りませんから、

富裕層と庶民の格差が

広がるだけ。

 

物価高に苦しんでいるのは

庶民の方なんだから、

素直に庶民に対して

支援していけばいいのに、

富裕層への支援という政策を

とってしまった。

 

そして、減税策によって

お金の信用が低下して

市場が混乱してしまったという

ことですよね。

 

 

やはりこういうときは、

間接的ではなく直接的に国民を

支援しなければいけません。

 

消費税減税か現金給付じゃないと

効果は得られない。

 

 

それと、減税する場合は

ちゃんと代わりの財源を

考えた上でじゃないとダメですね。

 

税収が無くなると、お金の信用を

下げてしまうことになりかねない、

ということですね。