山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

カープレジェンドについて知ろう【黒田博樹】

 

カープのレジェンドといえば誰か」の

問いに対して、黒田の名前を挙げる人は

多いと思います。

 

日米通算203勝。

 

カープでキャリアをスタートさせた後、

メジャーリーグで大活躍し、

最後はまたカープに戻ってきて

優勝に貢献する…

 

記録にも、記憶にも残る選手です。

 

 

 

改めて考えてみても、

黒田がカープに復帰したということは

本当に凄いことだと思います。

 

カープ復帰の前年まで

5年連続でメジャーで2桁勝利を

挙げている。

 

メジャーに残留していれば、

年俸20億円くらいはもらえていたという

推定もあります。

 

そんな中で、年齢なども考えて

「最後はお世話になったカープで」と

いうことで、年俸4億円で

カープに戻ってきたのです。

 

お金で動くような人ではないって

ことですよね。

 

普通はメジャーで成績が落ちてきてから

日本に帰ってくるのですが、

まだメジャーでバリバリやっている時に

カープに帰ってきたというのは凄い。

 

まさに男気だと思うし、

誰よりも「カープ愛」が伝わるからこそ、

ファンも黒田を愛したのです。

 

 

カープ復帰後の黒田は、

体のコンディションが万全では

ありませんでした。

 

体のケアにすごい時間をかけて、

ボロボロになった体を気力でなんとか

動かしているような状態だったと

思います。

 

個人的には、カープに帰ってきて

そういう姿を後輩に見せえくれたと

いうことがすごく大きかったなぁと

思うのです。

 

黒田さんがこれだけやっているから、

自分たちも頑張らないといけない。

 

きっと野村も大瀬良も九里も、

そういう思いにさせられたんじゃないかと

思います。

 

 

 

復帰1年目の2015年は11勝。

 

しかし、年齢や体の状態の悪さから、

オフには「引退説」が囁かれました。

 

黒田が現役を続けるのか辞めるのか

わからない状態が、

10月から12月にかけて2ヶ月近く

続いていたんですよね。

 

しかし、12月の中旬だったと思いますが、

現役続行が発表され、

ファンは皆ホッとしましたよね。

 

ファンのみならず、その時期に

契約更改をした小窪哲也

「ネット記事で(黒田現役続行を)見て

ガッツポーズしました」と

会見で言ってました。笑

 

ファンも皆、同じ気持ちでしたね。

 

 

そして現役最後の年となった

2016年にも先発ローテの柱として

活躍し、25年ぶりの優勝に貢献する。

 

同世代で、弱い頃から共にカープ

支えてきた新井貴浩と泣きながら

抱き合う姿はすごく印象に残っています。

 

その年の日本シリーズ第3戦、

好投を見せていた黒田は6回途中、

日本ハム大谷翔平を打ち取った後で

肩の違和感を訴えて降板します。

 

これが、現役最後の姿でした。

 

あの勇姿は記憶に強く残っています。

 

黒田博樹ほどカッコいいカープの選手は

まだ、現れていませんね。