山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

カープの懐かし助っ人を語ろう【シアーホルツ】

 

シアーホルツ、覚えていますか。笑

 

左打ちの外野手ですね。

 

2015年の開幕直後くらいに加入。

 

それで、しばらく二軍で調整してから

一軍に上がる予定だったのですが、

開幕4番を務めたグスマンという選手が

怪我で離脱してしまい、

急遽一軍に上がりました。

 

 

かつてはメジャーリーグ

活躍していた選手なので、

結構高年俸だったんですよね。

 

それで、どのくらい打ってくれるんだろうと

すごく期待されたんですが、

調整不足のまま一軍に上がってしまったので、

打率.080という信じられない数字を

残してしまい、一旦、二軍降格となりました。

 

まぁ、この辺りは、緒方監督が

まだ就任1年目でしたから、

完全に采配ミスですよね。

 

まだ一軍に上がれる状態じゃない人を

一軍に上げてしまった。

 

でもファンは、「シアーホルツの実力って

こんなもんなんだ」と思っちゃうので、

完全に不良債権扱いをされてしまいました。

 

 

そこを、シアーホルツは結果で

見返すわけです。

 

改めて二軍再調整を経て、

5月に一軍昇格を果たすと、

月間打率なんと.377。

 

4月とは逆の意味で、

信じられない成績を収めました。

 

シアーホルツの他に、

この年にカープに復帰した

新井も打ちまくっていた。

 

そして5月下旬には怪我で離脱していた

エルドレッドも復帰。

 

3番シアーホルツ、4番新井、

5番エルドレッドという

強力打線を構築し、

開幕ダッシュに失敗した分を

取り返すかのように、

カープは一時期連勝街道に乗りました。

 

 

ところが、ちょっとずつ歯車は

狂い始めてしまう。

 

7月辺りになるとシアーホルツの

状態は落ち始め、

さらにエルドレッドが再び離脱。

(たしか、夫人の出産に立ち会うため

だったかなぁ)

 

結局、シアーホルツは体調不良や腰痛など、

夏場以降はコンディションが整わず、

ほとんど戦力になりませんでした。

 

この年限りで、カープを退団しています。

 

最終的な成績は65試合の出場で

打率.250、10本塁打

 

そこそこ頑張った方だと思いますが、

得点圏打率が低かった。

 

勝負どころで打ってくれないというのも

あって、契約更新には至りませんでした。

 

シアーホルツの実力から言えば、

2割5分というのは低すぎると思います。

 

ストレートも変化球も打つのが上手くて、

穴の少ない打者でしたよね。

 

ただ、シアーホルツのコンディションが

整わなかったために、

鈴木誠也のスタメンの機会が増え、

経験を積むことが出来た。

 

もしシアーホルツが万全であれば、

レフト・エルドレッド、センター・丸、

ライト・シアーホルツで固定されて

いたでしょうから、誠也に経験を

積ませることができませんでした。

 

それで結局、その経験が生きて

誠也が急成長し、翌年の2016年に

「神ってる」と言われる活躍で優勝に

貢献することになる。

 

なんか、面白いですよね。