山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

人助けは義務じゃない【Hey Ho / SEKAI NO OWARI】【好きな歌詞の話】

 

セカオワのHey Hoという歌は、

代表曲の1つでもある「RPG」の

続編のような歌ですよね。

 

RPGの「海を目指して歩く」に対して、

Hey Hoでは「嵐の海を渡っていく」。

 

SaoriさんとFukaseさんが

2人で作詞し、曲はNakajinさんが

作っています。

 

 

「ぼろぼろの思い出とか

ばらばらに壊れた気持ちも

大事にしたから大切になった

初めから大切なものなんてない」

という歌詞で始まるHey Ho。

 

この歌い出しもすごく好きなんですが、

個人的にHey Hoの最も好きな部分は、

2番に出てくる、下記の歌詞です。

 

 

「誰かを助けることは

義務じゃないと僕は思うんだ

笑顔を見れる権利なんだ

自分のためなんだ」

 

 

これはなかなか的を得ているというか、

確かにその通りだなぁと思います。

 

他人を助けることは、自分のため。

 

所詮、人間というのは利己主義で、

自分が良ければそれで良いと

いうものですよね。

 

で、その自分のためにした行動が

結果、他人のためになっている、

というのが1番理想。

 

だから、必要以上に「誰かのため」

という気持ちを持つ必要はなくて、

あくまで自分のためになるかどうか、を

行動の基準とすれば良いんだな、と

気づかされる歌詞です。

 

Fukaseさんの、物事の本質を見る目は

凄いなぁと思いますね。

 

最近の歌は、伝わりやすい歌が

多いと思うのですが、

初期のセカオワの歌は世界観強めで、

普通に聴いても言っていることが

よく分からなかったりします。

 

でも、何回も聴いて歌詞を咀嚼すると

「なるほど、Fukaseが伝えたいのは

こういうことね」とわかってくる。

 

ファンタジー映画の中に込められた

隠しメッセージみたいです。

 

Fukaseさんはそういう歌を作る

天才なんだろうと思います。