先日、相川七瀬さんの記事を
書いているときに、
「ロックの定義って何だろう」って
気になったんですよね。
それで、Wikipediaで
「女性ロック歌手」というページが
あったので見てみたら、
松任谷由実さんの名前も
載っていました。
木村カエラは確かにロックか、と
思います。
「リルラリルハ」も「Butterfly」も、
ロック要素強いですもんね。
森高千里はロック感薄くない？
森高さんの歌は「アイドル歌謡」的な
要素が強いのかなぁ、という
印象があります。
でも「ロックン・オムレツ」という
曲もあるくらいですから、
確かにロック歌手ではあるのか、と
ギリギリ納得。
流石にユーミンはロックじゃないよね？笑
そう思って調べてみると、
ユーミンの楽曲は
「ニューミュージック」という
カテゴリーに入る楽曲があるみたいです。
ニューミュージックというのは、
ロックとフォークが融合したような
曲です。
個人的なイメージだと、
エレキギターならロック、
アコースティックギターならフォーク
なのかな、となんとなく
思っていたのですが、
厳密に言うとそれだけではない。
ロックは、強いビートだとか、
若者向けの歌を歌う、という
暗黙の了解のようなものが当初はあった。
そして、フォークは「売れる歌」と
いうよりも「自分の言いたいことを
歌詞に載せて届ける」という趣旨の曲。
長渕剛さんなんかがまさに、フォークの
典型例ですね。
このフォークとロックが、
1980年あたりから融合してきて、
両方の要素を持った曲が
増えていった。
そういう意味では、ユーミンは
ロックでもあり、フォークでもあると。
そういうことになるそうです。
90年代あたりから「J-POP」という
括り方が生まれます。
音楽が進化し複雑化したことで、
ロックとかフォークとか、
そういう従来のカテゴリーでは
分類しきれなくなってきて、
「J-POP」という１つの括りに
してしまおう、ということになった。
それこそ、松任谷由実さん辺りが
まさに先駆者となり、
それを定着させたのではないかな、と
思います。
どういう括りに入れるのかって
難しいところで、当然
「ロックバンド」と言うことも
できるのですが、
個人的な解釈でいけば、
この３組はロックと言い切ることは
できないですね。
特にスピッツなんて、
フォークの要素も結構強い。
カテゴリーと見ても良いかもしれません。
まぁ、その辺りの人たちが
どんどんと新しい音楽を定着させていって
音楽のジャンル分けを難しくさせて
しまった、ということでしょう。
文句なしのロックですが、
ミスチルやサザンがロックかどうかは
意見がわれるところですよね。
もっと最近のバンドで考えると、
まぁバンプ、RAD、ワンオク、
UVERworldとかは
文句なしでロックでしょう。
DISH//もロックだし、
Saucy Dogもロックと言い切って
良いと思う。
マカロニえんぴつは微妙ですね。
髭男はどうだろう？
髭男なんて、どこの枠に入れるのか
すごく難しいと思います。
ロックなのかな…？
エレキギターとか電子音を
使っているという意味ではロックだし、
でもドラムの強いビートというのは無い。
とはいえ、Pretenderの前奏なんかは
ロック感あるなぁと思うし、
Cry Babyなんてすごくロック感
強いですよね。
ただ、ボーカルがピアノを弾いている
バンドを「ロックバンド」と
言うのだろうか…？
…とかいろいろ考えると、
もう訳が分からなくなります。笑
back numberはロックでしょうね。
[ALEXANDROS]も文句なしのロック。
King Gnuは微妙。
ミセスはどうかなぁ。
セカオワはもはや謎です。
ボーカル、ギター、ピアノ、DJという
構成のバンドなんて他に無いでしょう。
ドラムもベースも居ないですからね。
…と、これは全部、個人的な
主観でしかありません。
髭男はロックなのか？
King Gnuは？ミセスは？…なんて、
考えだしたらキリがないんですよ。笑
結局のところ、聴いた人が
ロックだと思えばロックだし、
ポップスだと思えばポップス。
ジャンル分けは、聴いている人の
主観ということでしょう。
今や明確に「これはロックだ」と
言い切ることは難しいです。
…と考えると、やはり女性ロック歌手は
相川七瀬さんが最後かな？
いや、SHISHAMOだな。
