山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

日本の名目GDPが世界4位に転落した件。日本がやるべきは少子化対策とAI活用!

 

日本の名目GDPがドイツに抜かれ、

世界4位に転落しました。

 

まぁ簡単に言えば、経済の規模が

ドイツに抜かれたということですよね。

 

十数年前までは

1位アメリカ・2位日本というのが

定位置だったのですが、2010年に

中国が日本を抜き、2位に浮上。

 

そして今回、日本はドイツにも

抜かれたということになりました。

 

 

まぁ、「先進国で日本だけ経済成長

してないぞ!ヤバいぞ!」みたいな

風潮はあるんですけど、

個人的には、さほど焦ることは

ないような気がしますね。

 

このランキングっていうのは

ドルで計算されていますから、

円安・ドル高の今は

どうしても日本は不利になります。

 

また、ドイツは移民の受け入れによって

人口は増えているのですが、

日本は少子化によって

人口が減っている。

 

だから、国全体の経済の規模が

ドイツは伸びるけれど日本は伸びない、

というのは、ある意味

必然的なことですよね。

 

まぁ、とはいえドイツの方が

人口が少ないのにGDPで抜かされるって

ヤバいじゃないか、という話ですが、

それは民主党政権円高を放置したことで

国内企業の生産拠点が海外に

移ってしまったからだと思いますよ。

 

国内で生み出すものが

少なくなっているわけです。

 

 

 

それも含めて考えると、

個人的には、ぶっちゃけ3位も4位も

特に変わらないし、悲観することでは

ないと思います。

 

経済学者・竹中平蔵さんの本に

書いてあったのですが、

たしかに名目GDPの伸びを見ると

他の国より日本が圧倒的に劣って

いるのですが、「購買力平価による

1人あたりGDP」を見ると、

アメリカやドイツとそこまで

変わらないんですよね。

 

つまり、日本全体の経済の規模は

ほとんど成長していないけれど、

国民1人あたりの経済力は

それなりに豊かになってますよ、

ということです。

(ただし、竹中氏の本は2019年の

ものなので、今はまたインフレによって

違う結果が出ているかもしれない)

 

 

ぶっちゃけ、国民1人ひとりが

それなりに豊かに、幸せに

暮らせるなら、GDPが何位だろうと

関係ありませんよね。

 

まぁ、言うとすれば、

人口が減っているんだから、

政府は至急、少子化対策子育て支援

やってくれ、ということですよ。

 

子供を産む意思がある人が

経済的・環境的な理由で躊躇する、

ということを無くさないといけない。

 

そのためには、保育園などの環境整備、

保育士と学校教員の待遇改善、

教育費や子供の医療費の無償化、

給食費の無償化、働き方改革

男性を含めた育休の推進…などを、

至急やることです。

 

財源は国債一択です。

 

それと、自殺者が増えていることも

人口減の大きな要因ですから、

もっと優しく温かい国に

なっていかなきゃダメだと思います。

 

「悩みを抱えずに相談を!」とかでは

なくて、もっと根本的に悩みを

解決する手段を考えないといけません。

 

少なくとも、大人たちが

陰湿な嫌がらせをしたり、

学校がイジメを隠蔽したり、ということを

無くしていかないと、話になりません。

 

 

それともう1つ重要なのが、

「人口が減っていく」という前提で、

デジタル技術やAIの活用、

ならびに設備投資を促進することで、

生産の効率化を図ることです。

 

つまり、少ない労働力でも

経済が回るようにしていく必要がある。

 

人口が伸びないという前提で、

経済成長していくための方法を

考えないといけません。

 

その点、岸田政権が取り組んでいる

「リスキリング」や「新しい資本主義」は、

現時点で充分な効果が出ているかどうかは

置いといて、やろうとしている方向性は

正しいのだろうと思います。

 

 

また、デジタル化のためには当然、

安定した電力が必要ですから、

国民の豊かな暮らしを守るためにも、

原発を動かしてしっかりと電力を

確保するべきですね。

 

まぁ、再エネの促進は否定しませんが、

現実的に、必要な電力量を

どう確保するか?と考えれば、

やはり火力発電と原子力発電は

まだまだ必要。

 

その電力によって、国の豊かさが

継続されていくわけですからね。

 

そこも、岸田政権のエネルギー政策は

概ね正しいと思います。