山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】はだしのゲンの時代の「戦争」と今の「戦争」の違い

 

広島の平和教育の教材から

はだしのゲン」が外されることが

話題になっています。

 

まぁ、個人的には教材が何であれ、

ちゃんと平和教育をするということが

大切だと思うので、

新しい教材でしっかり教育が

できるのであれば良いと思います。

 

さて、その「はだしのゲン」で

有名なセリフがあります。

 

_戦争をおこそうとする くわだてを

はやく見破って みんなで声を張り上げ

反対してふせぐのよ。国のためだと

言って 戦争して かげで もうけるやつが

いつもおるんじゃけえ_

 

これはゲンのお母さんがゲンに対して

言ったセリフなんですが、

ツイッターでこのセリフを引用して、

憲法9条改正や防衛費の増額に

反対する人がいますよね。

 

正義のためだと言いながら、

本当は米国の軍事産業を潤すためじゃ

ないのか?と。。。

 

まぁ、別にそれは見方の1つとして

否定はしませんが、個人的には、

はだしのゲンの頃(昭和)の軍拡と、

自民党がやろうとしている

軍拡というのは違うと思います。

 

昔の日本は、貧しい暮らしをしていて、

占領地を拡大することで

経済を好転させたいという意味で、

戦争をしていた。

 

それは、日本が自分の意思で

行う(あるいは参戦する)

戦争ですよね。

 

で、大手新聞(読売、朝日、毎日)や

ラジオなどは「日本国のために戦う者」を

ヒーローとして扱った。

 

それで日本国に「戦争=正義」という

風が吹き、多くの国民はこれに

踊らされて、自分たちの生活を

豊かにするためには

戦争をしないといけない!という  

間違った方向に

突き進んでしまった。

 

そういうことだと思います。

 

 

 

でも今は、当時とは違う。

 

当たり前ですけど、日本が自ら

戦争を起こそうなんてことは

ありえないわけです。

 

いくら日本の経済が停滞していると

言っても、他国を侵略して

経済を好転させようと思う人は

いないです。

 

日本が軍事力を上げるというのは

あくまで、他国からの侵略を

防ぐためのものであって、

日本が自ら戦争をしようとしている、

というのは全く違います。

 

ゲンのお母さんが言う

「戦争を起こそうとするくわだて」って

いうのは、今の状況には当てはまらない。

 

このセリフは日本ではなくて、

ロシア、中国、北朝鮮に向けて

言うべきことです。

 

今、岸田政権がやっているのは

そういう国に戦争を仕掛けられないように

するための対策です。

 

そういう国に攻撃されるリスクが

高まっているからこそ、

じゃあ日本国民の命を守るためには

こうするしかないよね、ってことで

防衛費を上げているわけです。

 

なので、ゲンのお母さんのセリフって

いうのは、当時の日本の状況を

学ぶにはこれ以上ないセリフですが、

今の状況には全く当てはまらないと

思います。