山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

柳田悠岐が100打点を1回しか達成していないという事実。

 

ソフトバンクの柳田の

年度別成績を眺めていて気づいたんですが、

柳田って100打点を1回しか達成して

いないんですね。

 

99打点というのが2回あるのですが、

100打点以上は1度だけ。

 

これだけ長年活躍していて、

ホームランも量産しているので、

もう少し打点が多くても良さそうな気も

しますけどね。

 

 

ただ、元巨人の小笠原の年度別成績を

調べてみても、巨人に移籍してから

100打点は1回しか達成していません。

 

対して、ラミレスは巨人に移籍してから

3年連続で100打点を達成しています。

(ヤクルト時代から合わせると8年連続

100打点。)

 

巨人では「3番小笠原・4番ラミレス」と

いう打順でしたから、

やはり打点というのは前の打者が誰か?

によって大きく変わるんでしょうね。

 

 

 

柳田というと主に3番打者として

出場していますが、工藤監督は

1番や2番は出塁率よりも、

足の速さや小技を含めた器用さを

重視し、福田、牧原、今宮などを

起用してきました。

 

なので、柳田の前に走者がいるという

状況が少なかったんでしょうね。

 

柳田が1度だけ100打点を達成した

2018年というのは、

柳田が4番を打っていて、

3番に中村晃やグラシアルなど、

高打率の選手を置いていました。

 

このことからも、前を打つ打者が

大切だということがわかります。

 

 

ただ、ホークスの場合、他にも良い打者が

揃っているので、柳田1人で多くの打点を

稼ぐということをしなくても

チームとしては勝っていけるんですよね。

 

柳田をチャンスメーカーとして

使っても、打線として機能する。

 

2016年は柳田が本塁打数が

伸びなかったこともあり73打点に

終わっていますが、

その後ろ・4番の内川は106打点を

記録しています(18本塁打)。

 

ホークスでは、柳田の一発長打で

たくさん点数を取るというよりは、

むしろ柳田が出塁してその後ろの打者が

還す、というパターンが多いです。

 

内川が打点を稼ぐいうのも

1つのパターンだし、

柳田がソロホームランを打ってから、

内川がチャンスメークして

下位打線の中村晃や長谷川が還す、という

パターンもある。

 

工藤監督は投手目線で、

敢えてミート率の高い打者を

下位打線に置くことで、

下位打線でも気の抜けない打線を

作っていたんでしょうね。

 

そういう打者を1、2番に持ってきて

柳田の前に走者を置いて回した方が良い、

という考え方もできるのですが、

ホークスの場合は打線も投手も良いので、

たくさん点数を取るというよりは

勝負どころで1点を確実に取る方が

勝利の確率が上がる、という

ことなんでしょうね。