山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】インボイス反対!!!

 

もうすぐ、インボイス制度が

始まります。

 

これにあたって、ウチの会社でも

いろいろと手続き等々でバタバタ

していますね。

 

 

さて、インボイスについては、

個人的には反対です。

 

これは、小規模事業者に対する

増税に過ぎないと思います。

 

 

例えば、自分がお店をやっているとして、

商品を1000円で仕入れて、

お客さんに1500円で売ったとします。

 

消費税込みで考えると、

1100円で仕入れて、

1650円で売ったことになる。

 

消費税のみで考えると、

仕入先に払った消費税は100円で、

お客さんからもらった消費税は150円。

 

この差額の50円は、自分の利益に

していいのか、それとも、お客さんから

預かった税金だから納税しないと

いけないのか?というのが、

インボイスで問われていることです。

 

 

今までは、売り上げ1000万円以下の

小規模事業者に関しては

納税しなくていいですよ、という

ことになっていたのですが、

この10月からは、それをちゃんと

納税しましょうね、ということになる。

 

それが「インボイス制度」です。

 

 

 

9月20日号の社会新報(社民党の機関紙)に

こんなことが書いてあります。

 

_たとえば、1000円の物に店が10%の

消費税100円を上乗せして1100円で

販売している。売り上げ1000万円以下の

免税事業者の場合、その100円分を

事業者が手にするため、

「益税」「ネコババ」との誹謗があるが、

法的に「預かり金」は存在しておらず、

売値に消費税を乗せなくてもよく、

財務省は売上から原材料を除いた粗利の

11分の1(9.1%)を納入しなさいと

言っているだけだ」と(藤井聡氏は)指摘。

この9.1%の税率は応能負担の原則により

累進制となっており、現行制度では

総売上1000万円以下の人は税率が0%、

1000万円を超えると税率が9.1%になると

説明した。

藤井さんは「インボイス制度はこの累進制を

廃止するもので純然たる増税、消費税増税

この事実が知られていない。インボイス

いうややこしい言葉に紛れているが、

実は消費増税だ」と強調した_

 

 

やや長くて難しかったかもしれませんが、

自分はこの記事の内容が全面的に

正しいと思います。

 

要するに、いっぱい売り上げている

事業者はたくさん税金を払えるし、

売上の少ない事業者はたくさん税金を

払えない。

 

だからこそ、今までは「免税事業者」と

いうのが存在していて、

売り上げ1000万円以下の事業者は、

お客さんから10%の消費税をもらっても

9.1%しか納税しなくて良いということに

なっていたのですが、

これを10%全部納税しなさい、という話に

なってしまったというわけです。

 

 

 

しかし、消費税を払っている

一般消費者からすると、

税金として払ったお金が

その事業者の利益になっているので

「それはネコババなんじゃないか」と

思ってしまうものです。

 

ただ、この点については、

れいわ新選組の多ヶ谷亮さんが

財務省から「消費税は預かり税ではない」と

いう答弁を引き出しています。

 

つまり、1000円の商品を

消費税込みで1100円で売ったとしても、

この100円は消費者から預かった税金とは

言えない、ということ。

 

なので、消費者から払ってもらった

100円のうち、9円を事業者の利益と

することは不当なことではなく、

ネコババ」とは言えない、と

いうことです。

 

 

財務省からこの答弁を引き出した

多ヶ谷さんは、これを引っ提げて

岸田総理に直接「財務省

こう言ってるんだから、

インボイスをやる大義名分は

なくなったのではないか」と

追及しました。

 

しかし岸田総理は「仰っていることが

よくわかりませんが、いずれにせよ

インボイスは必要です」と言い、

強行突破しました。

 

 

 

インボイスによって、

納税する額が増え、やっていけなくなる

小規模事業者は多いと思います。

 

コロナ禍からの回復や半導体不足の

解消によりだいぶ景気は良くなりましたが、

物価高等の影響で国民は経済的に

苦しんでいます。

 

経済的に苦しい今、

しかも賃上げをしないといけないという

機運が高まっている中、

増税」をするわけですから、

間違った政策と言わざるをえません。