山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

天才は、孤独である。

 

以前、北海道新聞で、

才能を持った子供たちの悩みについての

記事がありました。

 

特異な才能のある子どもたちのことを

「ギフテッド」と言うらしいです。

 

どこかで聞いたことある言葉だなぁと

思って考えたら、SEKAI NO OWARI

「Habit」ですね。

 

Habitの中で、「所詮アンタはギフテッド

アタシは普通の主婦ですと」っていう

歌詞があります。

 

 

さて、ギフテッドと呼ばれる

天才的な子どもっていうのは

たくさんいて、例えば1歳で英語を

喋れたりとか、4歳で九九を全部

言えたりだとかっていう人たちですよね。

 

そういう子たちっていうのは、

「できる」部分に注目が集まりがちですが、

一方でそういう子特有の悩みというものも

ある。

 

“ギフテッド”の声として、

 

「授業で発言すると雰囲気を壊してしまい

申し訳なく感じる。分からないふりを

するのも苦痛」

 

「同年齢のクラスメートとの価値観や

感じ方の共有ができない。共感が

得られず孤独」

 

というのが載っていました。

 

才能を持っているがゆえに、

上手く友達の輪に入れず、

孤独感を感じてしまう…

 

深刻な悩みだと思います。

 

 

自分が精神科病院で知り合った

大学生の子も、すごく頭が良いん

ですよね。

 

他の人にはない何かを持ってて、

思考回路も天才的な人だと

思うのですが、思考回路が他の人と

違うがゆえに、上手く輪に入れないという

悩みがあるそうです。

 

それで精神面に負担がかかって、

精神科に入院することになった、と。

 

 

精神科ではあまり若い人がいなかったので、

必然的にその子と仲良くなったのですが、

話してみると、変わったところもあるけど、

でも普通の男の子ですよ。

 

子供っぽさもあって、

「可愛らしい」とは言われたくないかも

しれませんけど、可愛らしい子です。

 

でも、その子供っぽさもまた、

大学の同級生とかからすれば

「何こいつ?」みたいな見方に

なってしまう。

 

その子自身も、周りの人の価値観を

理解して輪に入りたいたという

思いはあるけど、一方で周りと合わせる

ことで個性が消えてしまうという

怖さもある、と。

 

天才ならではの深刻な悩みです。

 

 

 

そういう子って、人より優れた

能力を持っているから、

悩みなんてないでしょ?と

見られがちなんですが、

決してそんなことはないってことですよ。

 

人はみんな、悩んでます。

 

そこをまず理解し、周りの人間は

「個性を尊重し、1人の人間として普通に

接すること」が1番重要だと思います。

 

天才的な子は、なかなか輪に入れないと

いう悩みを抱えている場合が多いので、

普通に1人の友達として接してあげること。

 

特別扱いされるのが1番嫌だと思います。

 

普通に接してあげて、なんなら

一緒にスポーツとかゲームとかやって、

その子がドジやったらイジって

笑いにする。

 

そういう、普通の友達としての関わりが

きっと、1番ギフテッドたちが求めている

ことなんだろうなぁ、と思います。