ヒロシマは今日、77回目の
原爆の日を迎えました。
第二次世界大戦の末期、
アメリカは日本を降伏させるべく、
原子爆弾を投下しました。
原爆が投下されたヒロシマのまちには
無数の遺体、そして、皮膚が焼けただれた
被爆者たちが「水をくれ」と言い
助けを求める姿がありました。
今、日本は「平和である」と
言えるでしょうか。
残念ながら、今の日本は
平和ボケしてしまっています。
例えば先日、安倍晋三さんが
銃撃され、亡くなりました。
安倍さんを無防備な環境で
演説させてしまったのも、
車道に出てきた容疑者を取り押さえることが
できなかったのも、
1発目の銃声の時点で安倍さんに
防弾コートを被せられなかったのも、
全て油断が原因だと思います。
まさに、平和ボケが起こした事件であると
言えるでしょう。
世界情勢に目を向けると、
今もなお、ロシアはウクライナ侵攻を
継続しています。
台湾訪問に抗議する形で
中国がミサイルを飛ばし、
それが日本のEEZに落下しました。
日本の隣国であるロシアや中国が
これほど危険な行為をしているのに、
日本人は未だ平和ボケしたまま。
ロシアがウクライナを攻撃しようと、
中国が日本のEEZにミサイルを撃とうと、
「自分には関係ない」と思って
日本人は呑気に日常を送っている。
果たして、本当に日本は
平和であると言えるでしょうか。
安倍晋三さんはこうした危険を予測し、
目指して活動してきました。
しかし、岸田総理は動きが鈍く、
安全保障に関して危機感がありません。
岸田内閣は10日にも内閣改造を
行うそうですが、体調面を考慮し、
なっています。
岸田総理や林外務大臣は
中国に対し、なかなかズバッと
物を言うことができません。
対して岸防衛大臣はハッキリと、
中国のミサイル発射を
非難すると口にしました。
岸防衛大臣が交代してしまうと、
いよいよ岸田内閣に日本を守ってくれる人が
いなくなってしまうなぁ、と
個人的には感じます。
岸田内閣が本当に日本を守ってくれるのか、
疑わざるを得ません。
その岸田総理は先日、NPT再検討会議で
演説をしました。
その中で総理は、
5つの行動計画「ヒロシマ・アクション・
プラン」を発表しました。
① 核兵器の不使用継続
② 核戦力の透明性向上
③ 核兵器減少傾向の維持
④ 核不拡散と原子力の平和利用の促進
⑤ 各指導者や若者の被爆地訪問の促進
この5つが、核なき世界へ向けた
現実的な目標としてやるべきことです。
特に⑤に関して、総理は国連に
1000万ドルを拠出して基金を設け、
若者を日本に招いて被爆の実相に
触れてもらう構想を明かしています。
多くの若者に被爆の悲惨さを
知ってもらうことが、
核なき世界、平和な世界に
つながる道だと
総理は考えているのだと思います。
この⑤については、
自分たちも取り組むことができる
目標だと思います。
まずは77年前の今日、ヒロシマで
何が起こったかというのを
しっかりと知る。
そして、県外の友達などを
原爆ドームや平和記念資料館に招いて、
原爆の悲惨さを知ってもらう。
そうやって平和への思いを
広めていくことが、
自分たちのやるべきことでは
ないでしょうか。
平和ボケに終止符を打ち、
国民1人ひとりが平和について
考えるべきです。
もしもロシアや中国や北朝鮮が
日本を攻撃してきたらどうするのか。
また、攻撃させないために
何をするべきなのか。
それを国民がしっかり考えて、
政治に反映させることが
必要ではないでしょうか。
まずはロシアによるウクライナ侵攻が
終わることを願います。
そして中国も、気に入らないことに対して
軍事力で抵抗するのはやめていただきたい。
1日も早く、平和な世界が実現することを
願っています。