山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

M-1グランプリ2020感想

1本目


【インディアンス】

トップバッターが敗者復活は

衝撃的でしたよね。笑


でも、トップがインディアンスで

良かったと思います。


会場を温めてくれたし、

インディアンスらしさ全開で

面白かったよね!




東京ホテイソン

自分はすごく好きだったんだけどね。。


最初の新幹線とアルゼンチンのやつと、

次のアンミカとかはハマったけど、

消しゴムコスコスパーティあたりが

ハマらんかったのが、点数が伸びんかった

要因なのかなぁー


巨人師匠はわかりにくいって言ってたけど、

わかりにくいのが逆に良かったと思う。


わかりにくいからこそ、

わかったときにすごく面白いもんね。




【ニューヨーク】

ニューヨークらしいネタだなぁと思った。


でも、思ったより伸びんかったよね。。


もうちょっと爆発的なウケが

欲しかったのかなぁー




【見取り図】

伏線をバッチリ回収するところとか、

さすが見取り図だなぁーってかんじよね!


最後に鶴瓶のくだりで大きい山も

あったしね。


ネタの構成がしっかりしとるよね




【おいでやすこが】

志らく師匠だったかな?が言っとったけど、

あれだけギャーギャー言ってるのに

うるさいって思わなかったよね。


ネタから平場までずーっと面白くて

ずーっと爆笑しとったもん笑




マヂカルラブリー

去年か一昨年の敗者復活でやったのと

同じネタよね。


マヂカルラブリーは初手がハマるか

どうかが全てだと思うけど、

最初にドカーンとウケたから

もう後はマヂカルラブリーの空気だもんね笑




【オズワルド】

去年が、ミルクボーイの後で

ハードルが上がってたから、

イマイチうけなかった。


今年は、おいでやすこがと

マヂカルラブリーで空気が壊れた

ところだったから、イマイチうけなかった。


順番が悪かったと思います。


ツッコミのセンスがハマってきたら

どんどんオズワルドの世界に

ハマってくるんだろうけどなぁー


でも、礼二が高得点出したように、

尻上がりにウケていく理想の展開だったし、

塙とかも高得点だったから、

やっぱり実力は相当あるんだろうね




【アキナ】

上沼さんが言ってたのが本当に

その通りだと思った。


上手いんだけど、おいでやすこがとか

マヂカルラブリーを見た後だから、

上手いだけでは物足りない。


期待値が大きかったのもあって、

爆発的にウケる部分がなかったよね。。




【錦鯉】

錦鯉の全てが出たよね。笑


ボケの面白さもそうだし、

ツッコミもベテランで安定感あるよね


これがボケもツッコミも両方

ぶっ飛んでたら、お客さんはついていくのが

大変だと思うけど、ツッコミがしっかり

してるから、お客さんが理解できるんだと

思うなぁー




ウエストランド

ボケの井口の人間的な面白さは

すごく伝わったけど、ツッコミの人の

面白さがイマイチ伝わらんかったよね。。


ツッコミの人の人間的な部分が

序盤から見えてたら、もっと

お客さんが引き込まれたんじゃ

ないかなぁーと思う





【審査員】

「上沼怒られ枠」が今年は

なかったよね。笑


上沼さんが全組90点台で、

最高点と最低点の差を3点しか

つけていない。


最初のインディアンスに93点を

つけたっていうのもあるんだろうけど、

やっぱりそれだけ、上沼さんは実は

審査員が審査されるっていうことに

敏感なんだと思う。


もっと上沼さんの「愛のムチ」を

聞きたかったなぁ…


まぁでも、それだけ上沼さんが

いろんなお笑いに対して理解力が

あるってことなんだろうね。



逆に巨人師匠が今年は辛め。


90点台は見取り図とおいでやすこがの

2組のみ。


やっぱり、本気で漫才を見ているだけに

「もっとこうした方がいいんじゃないのか」

っていうのが色々見えるんだろうね。


でも、審査コメントに重みがあるし、

すごくわかりやすいよね。



毎年のことだけど、トミーが

あまり点差をつけないですよね。笑


優しくて、いろんな形の

漫才を受け入れてくれるので、

そんなに低い点はつけない。


でも、M-1グランプリに対して

求めているウケの量のハードルが

結構高いので、去年のミルクボーイくらい

圧倒的にウケない限りは95点以上の

高得点はつけないっていうのが

トミーの審査なのかなと思う。


それぞれの漫才を受け入れながらも、

「どれだけ笑わせてくれるんだろう」

っていう期待を持って漫才を見ているん

だろうなぁと思った。






2本目


【見取り図】

やっぱり正統派で、ハマってないくだりが

特になかったし、1本目より2本目の方が

面白かった。


やってることは去年とそんなに

変わってないけど、貫禄とか

信念みたいなのが今年はより

強かった気がする。


個人的には最終決戦は

見取り図だったなぁー




マヂカルラブリー

入りでドカーンとウケた1本目に

対して、2本目は野田クリスタル

寝転ぶあたりからだんだんと

お客さんがマヂカルラブリーの世界に

入っていくかんじだったよね。


期待通りのネタだったと思う


正統派でテクニックがあって、

100点のウケを取ったのが見取り図。


変化球でテクニック点はないけど

120点のウケ方だったのがマヂカルラブリー


そこの好みは別れたと思う。




【おいでやすこが】

1本目があれだけウケて、

お客さんは「おいでやすのあの勢いを

もう1回見たい」って思ってたと

思うけど、2本目は思ったよりも

おいでやすが突き抜けてなかったかなぁ。。


お客さんの期待通りのものを見せた

マヂカルラブリーと、お客さんの期待に

十分に応えられなかった

おいでやすの差はちょっと感じた






マヂカルラブリー優勝】

3年前に上沼さんに酷評されて、

今回上沼さんの94点が出たときの

2人の感動する姿は胸熱よね。笑


あの3年前のときはマヂカルラブリー

お笑いにお客さんがハマらなかった。


ハマらなかったときにやっぱり

「ウケる時はウケるんだろうけど、

君たちのやってることは漫才としては

どうなんだ?」ってなる。


そこで、点が伸びるようなネタに

改良することもできるんだろうけど、

マヂカルラブリーはそんなことせずに

自分の信じるお笑いを貫いた。


そして、あの因縁の上沼さんにも

認められて、優勝できた。


すごくドラマチックですよね。



あのとき上沼さんは

「本気で審査しとるっちゅーとんねん!」

って言ってましたが笑、、、


本当にそうですよ。


本気で審査してるからこそ

あれだけ酷評もされたし、

その分こうやって認められることに

価値があるわけで。


上沼さんの審査に対して毎年

ヤイヤイ言う人もいるけど、

でも上沼さんが本気で審査

してるからこその今回の

ドラマだもんね。


審査員に文句言ってるようでは

ダメだなと思いました。笑


そして、点数を取りにいくんじゃなくて、

自分のお笑いを貫いて、圧倒的なウケで

認められたマヂカルラブリー

すごくカッコイイなと思いました!