山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

細胞培養の極意

細胞はとても繊細で、

ちょっとしたことですぐに

コンタミしてしまいます。


髪の毛1本、ホコリ1つでも

入るとダメになる。


そういうものを扱うのに、

妥協があっちゃダメですよね。笑



自分は去年細胞培養をやって、

最初は全然上手くいかなかったんですよ。


そこで「あ、これは本当にしっかりと

やらなきゃ上手くいかないんだな」

ってわかった。



だから、細胞のためにできることは

全部妥協せずにやりました。


手のアルコール消毒の徹底。


クリーンベンチ内を綺麗に使うこと。


インキュベーター内を定期的に

拭き掃除すること。


汚いシャーレはすぐに捨てること。


少しでもホコリが舞うのを防ぐために

週1回、研究室を掃除すること。



そして、培養液のボトルも、

万が一があってはいけないから

他の人には触らせなかったです。


同じゼミの人にも一切触らせなかったから、

「信頼されてない」みたいに受け取られて

多少言い合いにもなったんですけど、、、


それでも触らせなかったです。笑




要は、細胞は生きてるわけなので、

「愛情」を持って接してあげなきゃ

いけない。


細胞の気持ちになって、

できることは全部やってあげなきゃ

いけない。


そういうことなんですよね。



そうやって細胞に対して愛情が

生まれたら、自分はゼミをサボれなく

なりました。


「面倒だなぁ、明日休もうかなぁ」と

一瞬思っても、「でも細胞が心配だなぁ…

午前中だけでも来て様子見ておこうか」

ってなる。


で、朝ゼミに着くなり速攻で

細胞の様子を見て、

「よかったぁ〜元気そうだ」って

安心する。


そういう毎日だったですね。笑


たぶん農業とかもこういう感覚なんだと

思うんですけど、、、


少しでも妥協があればダメになっちゃうから、

ちゃんと愛情持って接してあげなきゃ

いけないってことですよね