山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

守備側がボールを持ってる球技は野球ぐらいだね。

球技はだいたい、
攻撃する方がボールを持っています。

サッカーにしろバスケにしろ
そうでしょ?

ところが、野球は守備側が
ボールを持っています。

つまり野球は、
いかにして大量点を取るか、より
いかにして1点を守り抜くか、が
本質ということだと思います。

打つ側が「いかにして打つか」より、
バッテリーが「いかにして抑えるか」を
考えていて、それに打つ側が
対応している形ですよね。



そういった意味では、
メジャーリーグの野球は
ダイナミックで見ていて楽しいですが、
奥深さみたいなものはない。

日本の野球の方が、
例えばショートゴロのときに
キャッチャーがどう動くか?とか
ライトがどう動くか?というのが
徹底されている。

ボールを持っていない野手の動きまで
決め事が徹底されています。

そういった意味では、
日本の方が「1点を守り抜く」という
野球の本質に近いのではないかな、と。

個人的な解釈ですが、
イチローが引退会見で言った
「野球が考えなくてもいいスポーツに
なってきている」というのは、
こういうところじゃないのかな、と。

だから、何でもメジャーリーグ
マネをすればいいってことではなくて、
「ベースボール」にはない
「野球」の良さは残していって
欲しいなぁ、と思いますね。