山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

高校の頃バレー部の部員と絶交していた話

高校の頃バレー部だったのですが、
そのバレー部の同級生の1人と
絶交していたことがあります。

2年生の夏頃だったと思います。

具体的には言わないですが、
俺がちょっと調子に乗っていたもので、
そいつに完全に嫌われてしまいました。

仮にそいつの名前を「松村くん」と
します。

松村くんとはそこから、
部員としての必要最低限の
会話以外は一切喋らなくなりました。




俺がバレーを始めたのは中学のとき。

全くの初心者からスタートしました。

で、中学3年間やったとはいえ
あまり上手くなれなかったので、
高校でバレーやる気はなかったんですよ。

でも、中学でチームメイトだった人が
同じ高校に行って、「一緒にやろう」と
誘われて。

渋々部活見学に行ったら、
「先輩たちはみんな初心者ばかりですよ」
と言われてね。


で、その同じ日にたまたま部活見学に
来ていたのが松村くん。

松村くんは完全なバレー初心者。

俺も全然上手くないのでバレー部に
入るのは不安だったのですが、
松村くんが「一緒にやろうや」と
言ってくれたので、俺は高校でも
バレーをやることに決めたんです。



そこから、パス練習の相手は
いつも松村くん。

一緒にパスしたり球拾いしたりして、
1年生のときは共に行動することが
多かったです。

松村くんと一緒に部活サボったのも
いい思い出です。。笑


「初心者ばかり」と聞いていたのですが
同学年にたまたま経験者ばかりが
集まってしまったんです。

だから、下手なのは俺と松村くんだけ。

だからこそ、彼とは最高の仲間としての
関係ができていました。




で、2年生になって後輩ができたりして。

レギュラーメンバーのAチームと
二軍メンバーのBチームでゲーム練習とか
するんですよね。

Bチームのメンバーっていうのが、
俺と松村くんと後輩たちです。

そこで、やっぱり俺と松村くんで
引っ張っていかなきゃいけないって
ところで、2人の気持ちに少し
違う部分が出てきたりして。

そういうのが重なった末に、
絶交状態になってしまいました。



そうなってしまったのは完全に
俺が悪いと思います。

松村くんに不満がなかったかというと、
そういうわけではないのですが、
ただ、やっぱり松村くんがいなかったら
バレー部で頑張れていなかった。

彼に対する恩は計り知れません。

その松村くんを怒らせてしまった。

だから俺はすごく自分を責めました。



松村くんは気分屋なところもあるので、
少し時間が経てばまた何事もなかったように
喋ってくれるんじゃないかな、という
期待も少し抱いていました。

でもその期待も実現せず、
結局そのまま3年生になり、
ついには引退ってことになりました。

結局、松村くんと復縁できないまま
バレー部生活が終わってしまったのです。




松村くんと再会したのは卒業式よりも後。

バレー部の「3年生お別れ会」みたいな
ところで会いました。

もちろん、同じ学年なので
嫌でもちょこちょこ会うんですけど、
そのときはお互いに他人みたいなかんじ。

だから、ちゃんと会ったのは、
3年生お別れ会のときになってからでした。



で、お別れ会も松村くんとは
一言も交わさずに終わり、
もうこのまま会えなくなるんだろうなと
思ったそのときです。

「山口、写真撮ろうや」と
松村くんが声をかけてきました。

松村くんには完全に嫌われていたと
思っていたので、びっくりしました。

で、彼のツイッターを見てみると
「最高のメンバーだった」という
文章と共に各部員との2ショットを
載せていたのですが、その中に
俺との2ショットもあって。

「最高のメンバー」の中に
入れてもらえてるっていうので
すごく嬉しかったです!!!



たぶん、松村くんは俺のこと
最後まで嫌いだったと思います。

1年生の頃はあんなに一緒に行動してて
楽しかったのに、こんなことになって
後悔しかありません。


でも、やっぱり一緒にやってきた仲間。

そこに関しては、お互いに感謝の気持ちが
あったような気がします。

好きでも嫌いでも仲間は仲間なんだな、と。

そう思います。

やっぱり、恩のある関係っていうのは、
例え嫌いになってしまったとしても
根っこの部分では繋がり続けて
いるんだろうな、と。

松村くんには、人間として大切な何かを
与えてもらったような気がします。