山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

「あの人の優しさの大好きを一緒にありがとう」←どう解釈しようか。

 

今年の熱闘甲子園

テーマソングが、

「ねぐせ。」というバンドの

「ずっと好きだから」に

決まりましたが、この歌が

物議を醸しています。

 

歌詞に意味不明なところがあったり、

「世間の外野なんて気にしない」という

歌詞に対して「外野手に失礼じゃないか?」

という声が上がったり。

 

いろいろと話題になっていますね。

 

 

まぁ、まだ曲の全部を

聴いていないので何とも言えないし、

曲を作ったバンドメンバーの

「りょたち」さんという人が

自信がありますと言っているので、

それならそうなんだろうと思いますが、

まずそもそも、なんでこのバンドが

選ばれたのかなぁ?というのが

単純な疑問です。

 

「ねぐせ。」っていうバンド名は

なんとなく聞いたことがあって、

代表曲を調べてみると

「日常革命」という曲が見つかり、

「あ、これ聴いたことあるなぁ」と。

 

人気上昇中の若手バンドなんだろうなぁと

思います。

 

曲のセンスは結構良いんですけど、

声が軽っぽくて、個人的には

あまり好きな感じではない。

 

オブラートに包まずに言うと、

「劣化版Saucy Dog」とか

「劣化版クリープハイプ」っていう感じが

します。

 

曲自体は劣ってないし、

むしろ ねぐせ の方がオシャレかなぁとも

思うのですが、歌声は石原慎也さんの方が

圧倒的に良いのでね。

 

ちょっと、歌声の深みとか、

心に響く感じは無いのかなぁと

思うんですけど、いずれにせよ、

人気だというのはよくわかります。

 

たぶん彼らの主戦場は

ラブソングと、中高生向けの人間哲学的な

歌詞の歌だと思うんですよね。

 

こう言っちゃアレですが、

たぶんメンヘラ気味の若者層を

ターゲットにして行くバンドだと

思うので、甲子園の応援ソングを

作らせるというのがどうも

ミスマッチのような気がしてしまう。

 

それなら、それこそSaucy Dogくらいの

レベルのバンドに作らせた方が

良い歌を作るはずです。

 

ただ、敢えてそういう人選を

することによって、

思ってもみない化学反応が

起きる可能性もあって、

ねぐせの場合、高校球児というよりは、

高校野球をアイドル的な見方で

応援している女の子にウケるような

曲になっている可能性は高い。

 

そこにかけたということなのかな、と

思います。

 

 

しかし、この

「ずっと好きだから」という曲の中に、

こんな歌詞が出てくるんですよ。

 

 

あの人の優しさの大好きを

一緒にありがとう

 

 

これ、意味を理解しようとすると、

かなり頭が混乱しませんか?笑

 

詞ではなく文章として捉えると、

文法がおかしいのでね。

 

いつかのM-1かまいたちが、

山内「もし俺が謝ってこられてきてたと

したら、絶対に認められてたと思うか?」

濱家「……どういう意味?」

っていう漫才をしてましたけど、

このレベルの怪文です。

 

 

なんか、良いこと言ってそうな

雰囲気はあるんですけど、

日本語としてこの文章を理解しようと

しても無理ですよね。

 

これは理解をするのではなく、

“感じる”ということが大切です。

 

きっと、努力をしている中で

ふと誰かの温かさを感じることができて、

「ひとりじゃない」「見てくれてる人が

いるんだ」と思えて、「ありがとう」を

言いたくなった。

 

そういう気持ちをオシャレに表現

しようとした結果、こういう文章に

なっているのかなぁ、と勝手に

解釈しています。

 

センスがありすぎて凡人には

理解できない、というパターンなのかな…