自分は3ヶ月近く前に、
このブログで「ねぐせ。」という
バンドのことを低評価する記事を
書いています。
そのときは良さがわかってなかったんです。
ただ、最近「THE FIRST TAKE」に
ボーカルのりょたちさんが出演して
「日常革命」を披露したのですが、
それを見ると、りょたちさんの歌い方は
意外とテクニックが詰まってるなぁ、
ということに気づいたんですよね。
というのも、切ない歌を歌うアーティストは
フォールを使うのが上手いと思ってて、
男性だと清水依与吏さんが
抜群に上手いんですけど、
それと同じ類の技術をりょたちさんは
持っている。
語尾を半音くらい下げることで、
切ない印象の歌になりますよね。
そして、要所要所で意図的に
声をかすれさせているのも良い。
優里さんなんかがよく
しゃがれ声で歌っていますけど、
それに近い感じですかね。
ただ、優里さんの場合は
「声がかすれるほど思いが強い」っていう
印象なんですけど、
りょたちさんの場合は
「声が細すぎてかすれる」みたいな、
すごく弱々しい感じなんですよね。
その弱々しさによって、
人の気持ちの弱さっていうのを
上手く表現してるのかな、と思います。
また、昨日Mステに出演して、
「ずっと好きだから」を披露して
いました。
歌番組で「ねぐせ。」を見るのは
初めてだったんですけど、
りょたちさんから狂気を感じました。笑
歌う表情が怖いんです。笑
なんというか、「この人、
まともな人間じゃないな」っていうのが
滲み出ていて。笑
歌ってる自分に酔ってる感じとか、
あからさまな下心。
そういうのが露骨に顔に出ていて、
とにかく狂気を感じます。
でも、その狂気が癖になる。笑
そういうヤバい奴が作る音楽って
めちゃめちゃ魅力的ですからね。
最近はいろんな曲を聴いてて、
「恋と怪獣」なんかはすごく癖になるし、
「グッドな音楽を」とか
「めちゃくちゃ好きな人を愛すように
世界を愛して！」とか、
名曲も多いです。
まだ「好き」とまでは行っていませんが、
めちゃめちゃ癖になってて、
自分の中で今1番興味のあるアーティストが
「ねぐせ。」です。
