會澤といえば、3連覇時代には
「打てる捕手」として活躍し、
プレミア12の優勝捕手にもなった
わけですけど、
最近はどうも成績が悪い。
打率も盗塁阻止率も悪いので、
ファンからボロクソに言われて
いますね…
でも、思い出してみてくださいよ。
會澤がブレイクし始めたときの
ワクワク感を。笑
會澤は2011年・12年頃から
ぼちぼち、「期待の若手捕手」と
いうような形で試合に出始めました。
打力を生かすために、
外野や一塁を守ることもありましたね。
そして2014年には、石原の離脱中に
スタメンに定着し、8番打者ながら
3割打っていた。
7番打者の田中とともに
「恐怖の下位打線」を形成していました。
それで、自分的には2015年辺りには
完全に、一軍でレギュラーを張るに
相応しい実力を持っていたと
思うのですが、どうしても石原と
比較されるということもあり、
守備面がなかなか評価されませんでした。
なんか、石原のときに打たれたら
投手のせいで、會澤のときに打たれたら
會澤のせい、みたいになってたじゃ
ないですか。
「會澤のリードが悪い」って、
ろくにリードを語れないような にわか が
そう言ってるから、
自分はすごくムカついてました。笑
會澤は、投手を強気にするような
配球をしますよね。
そのおかげで勝てた試合が
何試合もあると思うのですが、
それでも會澤という選手は
評価されない。
もちろん、強気なリードの反面、
それが完全に裏目に出るパターンも
あるのですが、なんかそういう時だけ
叩かれますよね。
先日、自分はマツダスタジアムに
観戦に行き、スタメン捕手が會澤でした。
7回に1アウト満塁の大チャンスで
會澤に回ったのですが、
結果は投ゴロでダブルプレー。
球場は溜息に包まれました。
しかしあの試合、自分は配球を予想しながら
見ていたのですが、會澤は上手く
リードしていたと思います。
ヤクルト戦でしたが、村上に対して
インコースのストレートを使ったり、
かと思えば変化球を織り交ぜたり。
1つ1つ、意味のある配球をしていたと
自分は感じました。
あの試合に関しては、會澤は
インコースの使い方を間違えなかった
ですね。
強気すぎるあまり、インコースを
使いすぎて裏目に出るという
パターンもあるんですけど、
強気ではあるけれども
同時にしなやかさもあるという、
最高のリードでしたよね。
そのリードのおかげもあり、
先発の森下は7回無失点。
もちろん、ヒーローインタビューには
森下が呼ばれたわけですが、
陰のMVPとして、會澤のリードも
最大限評価されるべきじゃ
ないかな、と感じました。
もちろん、會澤の成績が悪いというのは
事実だし、自分は「聖域化」をするべきでは
なく、若手と競争させるべきだろうと
思っているのですが、
やはりまだまだ會澤の力は
必要なんでしょうね。
二軍では石原貴規が達川光男さんに
苦言を呈されるなど、
伸び悩んでいる模様。
持丸もまだまだ経験値を積まないと
いけないと思うし、奨成は怪我で離脱中。
それらの選手がもう少し
成長してくれば一軍に上がれると
思うのですが、現段階では
會澤の方が勝っています。
會澤の場合、一軍のベンチにいてくれる
だけで、チームのまとめ役として
機能してくれるというのもありますしね。
菊池などの中心選手に物申せるのも
會澤くらいしかいないと思うので、
そういう意味でも
貴重な存在ですよね。
昨日の試合後、新井監督のコメントで、
「ホークスの強力打線に的を
絞らせなかったので、良いリード
だったと思います」と、會澤を
称えていました。
やはり、見る人はちゃんと見ていると
いうことですよ。
ちょっと最近、あまりにも會澤叩きが
酷いので、悲しいです。
會澤に限らずなんですが、
なんでただ見てるだけのファンが、
一生懸命やっている選手に対して
そこまでボロクソ言えるんだろうなぁ?と
思ってるんですけど…