山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

「良い先生」とは何か。

「良い先生」の基準って、
人それぞれ違いますよね。

ただ、俺の中では1つ、明確な基準があります。

それは、生徒のモチベーターである先生です。


モチベーターであるということは、
つまり生徒のモチベーションを
上げてくれるような先生ってこと。

「この先生に言われたら勉強する気になれる」
というのが、俺の理想の先生像です。



わかりやすい授業をするっていうのも
もちろん大切ですが、どんなに先生が
頑張ってわかりやすい授業をしたとしても、
結局は生徒の勉強量です。

となると、わかりやすい授業をすること
以上に大切なのが、いかにして生徒を
勉強する気にさせるか、です。

そのためには、まずはできるだけ
授業を嫌だと思わせないこと。

先生が一方的に喋るだけの授業だと
生徒は退屈。

だから、ある程度活気のある授業が
俺は好きです。

どんどん生徒が発言して、生徒と先生で
キャッチボールができるような授業。

それは、教育実習でも意識したテーマです。


ただ、発言したくない生徒もいる。

そういう人は、発言させなくてOKです。

人それぞれ性格が違うわけなので、
生徒全員を公平に扱う必要はないと
思っています。

例えば先生が「なんでこうなるのかな?」と
生徒に問いかけたとき、発言する人って
だいたい決まってるじゃないですか。

だいたい野球部か陽キャの女子です。

でも、そういう人ばかりが発言してると
「同じ人ばっかり発言してるなぁ」とか
言って、敢えて大人しい子を指名する
先生とかいるでしょ?

俺、それは良くないと思うんですよ。


そこは生徒の個性を大切にしてあげて、
40人クラスの中で盛り上げ役と
大人しく勉強してる子が混在してても
全然いいんです。

それが、生徒のモチベーションに
繋がると思います。

まずそれが1つ。



あとは、生徒なりの頑張りっていうのを
認めてあげることです。

例えば、俺はノートをきれいにまとめたり
ワークを全部自力でやったりっていうのは
結局テストの点に繋がらないので、
非効率的だなぁと思うんですよ。

だから、もし俺が先生だとしたら、
ノートを綺麗に書いてるからって
ノート提出点を高めにつけたりはしません。


でも、「ノートを綺麗に書く」という
行為自体は、その子なりに頑張ってる
証拠じゃないですか。

だから、例えそれを成績に反映できないと
しても、すれ違いざまに「ノート綺麗に
書いてるね」と言ってあげるだけでも
俺は良いと思うんです。

その一言さえあれば、「あ、私の頑張りを
ちゃんとわかってくれてるんだ」ってなって、
それがモチベーションになるわけてすから。

それが、正しい・正しくないという概念の
先にある「人間味」なんだろうな、と。




やっぱ、先生は教えるのが上手いとか以前に
人として信頼されないとダメです。

例えば、勉強全くしないけど、行事とかで
率先して動けたり、困ってる人を助けて
あげれる人っていうのは、貴重な存在なんです。

だから、そういう子たちに対して
「お前全然勉強しねぇな!」とか言って
バカにするような先生は間違ってますよ。