山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

U先生の授業論がスゴすぎた

U先生が、俺の実験の授業を
見にきてくださったので、
後で感想を伺いに行ったときの
ことです。

話が長い先生もいる中、
U先生は多くを語りませんでした。

でもその中で1つ、
「なるほどなぁ」「深いなぁ」と
思った話がありました。


それは、
「生徒が何も考えずに発言するのは
僕は学びではないと思っている」という
話です。

これはある意味、学校の特色への
警笛とも捉えることができます。



この高校の特徴として、
生徒たちがとにかく元気いっぱいです。

授業中に先生から発問すると、
生徒はたくさん答えてくれます。

それ自体はすごくいい事だと思うし、
俺もそういう校風のおかげで授業を
やりやすかったです。


ただ、割とその生徒の発言って、
質問の答えになってないような
的外れなものも多いんです。

あまり考えず、思いついたことをポンと
発言しているのでしょう。

それで授業が盛り上がるっていうのも
もちろんあるけど、やっぱり質問された
ことに対してちゃんと真剣に考えて発言
しないと、「学び」にはなっていないように
思います。


以前の投稿で「理科の先生は考察を重視する」と
書きましたが、U先生もそういう考え方なんだと
思います。

学びとは、考えることなんだということ。

もちろん、生徒のみなさんには
自分の個性を大切にして欲しいところですが、
「学び=考える」っていうのは、どこかで
意識しておいて欲しいものですね。


ただ、U先生は的外れな生徒の発言も
全部拾って、なんとか学習内容に繋げて
話を広げますよね。

そこは本当に、俺にはできないことです。

U先生みたいに授業を盛り上げれるような
先生になりたいものですね。