山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

カープレジェンドについて知ろう【衣笠祥雄】

 

衣笠といえば、

なんといっても連続試合出場の

世界記録保持者です。

 

プロ6年目・1970年の最終盤から

1987年の現役引退まで、

2215試合に出場し続けました。

 

その間には骨折していた期間も

あります。

 

体が丈夫な選手は「鉄人」と

呼ばれますが、元祖鉄人は

衣笠ですよね。

 

 

1975年、球団史上初の優勝に、

山本浩二と共に主軸として

貢献しました。

 

どんな選手だったかと言うと、

通算本塁打数は504本。

 

そして1976年には盗塁王を獲得し、

ゴールデングラブ賞もプロ通算で

3度、獲得している(三塁手)。

 

走攻守全てが一流の

選手だったということですよね。

 

 

前述のように骨折をしていた時期も

あるということなんですけど、

これは背中への死球によって

肩甲骨を骨折したんですよね。

 

しかし衣笠いわく、

骨折は大したことだと思わなかった

ようです。

 

プロ入り後最初はなかなか試合に

出られず、根本監督に「休みたいなら

永遠に休ませてあげる」ということを

言われていたようで、

あそこが痛い、ここが痛い、というような

ことを一切口にできない環境で

野球をやってきた。

 

そして、1979年には不振によって

スタメンを外れ、678試合続いた

フルイニング出場がストップして

しまったんですよね。

 

この時のスランプがすごく

衣笠としては辛い経験だったようで、

怪我は待っていれば治りますが、

スランプは先が見えない。

 

そういう大スランプを経験したことで、

骨折をしても「あのときよりマシ」と

思えたのだそうです。

 

 

いろいろなことを乗り越えて、

ずっと試合に出続けた衣笠。

 

そんな衣笠が最も大切にしてきたことは、

練習です。

 

「練習しているときだけは自分を

信じられるんです。ボールを打てば

飛ぶじゃないか、まだバットを

振れるじゃないか。野球が励まして

くれるんです。それが希望につながる

1本の糸。最後に助けてくれるのは、

練習しかないんです。」