山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【LGBT法】One for Allの気持ちが大切

 

ワンフォーオール、オールフォーワン

(1人はみんなのために、みんなは

1人のために)という標語を、

1度は聞いたことがあると思います。

 

良い組織・良い社会を作るには、

ワンフォーオールの精神と

オールフォーワンの精神、

両方を持つことが大切です。

 

 

どうも、「オールフォーワン」の

精神しかない人が多いような気がするのです。

 

「みんなが特定の人、あるいは

特定の立場にある人に対して

理解を示さないといけない」というのは、

オールフォーワンの精神ですよね。

 

確かに、その視点も大切です。

 

ところが同時に、その特定の人、

あるいは特定の立場にある人が、

周りの人に対して気遣いをしたり、

理解を示す…つまり、ワンフォーオールの

精神を持つということも、同等に大切です。

 

 

最近、LGBT法案というのが

話題になっていますけど、

LGBTの方々への差別は当然、

あってはなりません。

 

そこは「オールフォーワン」ということで、

周りの人達がそういう方々に対して

配慮をし、理解を示すことが

大切だと思います。

 

 

一方、LGBT法に反対する女性の

方々も多くいます。

 

もしこの法案が通ってしまったら、

女子トイレや女子更衣室や女風呂に、

「トランス女性」を名乗る男性が

入ってくるのではないか。

 

そういう不安を抱えている方も多くいます。

 

親世代で、「娘がトランス女性を名乗る人に

苦痛を与えられるのではないか」と

心配している方もいると思います。

 

女性専用車両に「私は女性だ」と

主張する男性が入ってきてしまったら、

女性専用車両の意味も無くなって

しまいますよね。

 

そういう、不安を抱えた周りの人達に、

LGBTの方々は配慮をしなければいけない。

 

まさに「ワンフォーオール」の精神で、

LGBTの方々は周りに感謝の気持ちを

持って過ごしていただくこと。

 

そのことで初めて、

LGBT差別のない社会が

実現するのではないでしょうか。

 

自分の権利ばかりを主張するのではなく、

周りの人が理解を示してくれることに

対して、感謝の気持ちを持つ。

 

そのことが前提条件となるわけです。

 

 

中には、「LGBT法案が通っても、

そんなことは起こりえない」と

いう人もいます。

 

でも、起こりえます。

 

法案には、「性的指向及び性同一性の

多様性に関する国民の理解の増進に関する

施策の推進に関し、基本理念を定め、

並びに国及び地方公共団体の役割等を

明らかにする」と書かれています。

 

つまり、LGBTへの理解増進のために

政府や地方自治体が役割を果たすことか

求められている、と。

 

 

となると、例えば「自分は女性だ」と

主張する男性が女湯に入り、

当該法を根拠に「私みたいなトランス女性が

女湯に入ることを許可しないのは

LGBT法違反だ。国や地方自治体が

理解増進のために役割を果たすべきだ」と

主張したらどうなるかって話ですよね。

 

なんか、世論調査ではこの法案に

賛成の人の方が多いようですけど、

LGBTの方々への配慮・理解をすることと、

この法案を通すことっていうのは

別問題だっていうことを、

みんな認識した方が良いと思いますね。

 

 

 

さて、先日、生物学上は男性・

心は女性という高校生が、女子大への

受験を認めてくれ、

という記事を見ました。

 

この方は、体の性別と心の性別のギャップで

苦しんでおられるのだと思います。

 

辛い経験もされてきたのだと思います。

 

でも、「女子大」ですから、女性しか

入学できないというのは、

当たり前のことだと思います。

 

なんか、日本学術会議が「トランス女性が

女子大に入れないのは学ぶ権利の侵害だ」と

言って、そこから徐々にトランス女性の

女子大への受け入れが進んでいる、と

書いてありますけど、そこで

「学ぶ権利」という話が出てくるのは

おかしいのではないか、と。

 

「学ぶ権利」ということで言えば、

受験でトランス女性が受かって

女性が落ちてしまったら、それこそ

女性の学ぶ権利の侵害になってしまい

ますよね。

 

女子大なのに、男性が受かって

女性が落ちたらおかしいですよね。

 

なので、トランス女性が女子大を

受験するというこは、

周りの人の人権との兼ね合いという

観点から、認めるべきではないと

個人的には思います。

 

 

 

無論、トランス女性が、男性の容姿にも

関わらずスカートを履いていたり

した場合に、差別的な言葉を投げかける、と

いうことは、あってはなりません。

 

そういう差別を防止することは

必要だと思います。

 

男性なのにスカートを履いているとか、

男性なのに男性と付き合っているとか、

そういうことに対して周りの人が

差別をするというのは、あってはならない。

 

しかし同時に、トランス女性の

権利を認めることで、他の女性の権利を

侵害してしまう、ということも

あってはならない。

 

オールフォーワンだけでなく、

ワンフォーオールの精神を持たなければ

なりません。

 

その2つのバランスというのが非常に

大切だと思います。

 

左翼活動家は、オールフォーワンに

あまりにも偏りすぎていて、

むしろそういう人たちのせいで

LGBT当事者の方々が「自分の

権利ばかりを振りかざす存在なんだ」と

勘違いをされてしまう。

 

その現実を見るべきだと思いますよ。

 

そして、LGBT法案が通れば、

理解増進のための施策ということで、

こういう活動家に講演活動を

やらせることになると思います。

 

そうなると、こういう活動家に

みんなが納めた税金が流れていって

しまう、ということも、問題でしょうね。