山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

教師の待遇を改善することで質の良い教育を推進できる。

 

今日、沖縄の新聞「琉球新報」に

「教員の働き方改革 文科省は抜本的対策を

急げ」という社説が載っていました。

 

その中で、精神疾患で休職中の教員の話で、

「先生の業務は全て子どもたちのための

もの。だから業務軽減を訴えると、

子どもを思う気持ちが弱いと思われて

しまうという雰囲気がある」という

お話が載っていました。

 

これは本当に、良くない雰囲気ですよ。

 

少し考えればわかると思うんですが、

例えばお母さんが我が子のお弁当に

冷凍食品ばかり入れるのは

「怠慢」でしょうか?

 

違いますよね。

 

忙しい中で、子供の弁当を作らなければ

いけない。

 

その時間を少しでも減らすために

冷凍食品を活用するのであって、

冷凍食品だからって我が子を思う気持ちが

足りないなんてことはないんですよ。

 

そこを全部手料理で作っていたら、

肉体的・時間的余裕が無くなって、

お母さんは常にイライラしてしまう。

 

そのイライラは、子供の発育には

悪影響ですから、

親が肉体的・時間的に無理をせず

ゆとりを持って我が子に接するということは

非常に大切です。

 

教師も同じで、教師にゆとりが無いと

良い教育なんてできるはずがない。

 

本来教師は、どうやってわかりやすい

授業作るか、そして、どうやって

良い学級を作っていくか。

 

そこに集中できた方が良いわけで、

そのためには、先生の仕事量を

できる限り減らしていけるようにしないと

いけないと思うんですけどね。

 

 

 

それと、教師の話では無いのですが、

先日の毎日新聞には、こんな記事が

載っていました。

 

「一部で高まる賃上げ機運 中小企業に

広がらない理由 春闘本格化」

 

東京のとあるホテルが大幅な賃上げに

踏み切ったということが

紹介されています。

 

ホテルの取締役によると、

 

__5年、10年先の優秀な人材を確保する

上でも、このタイミングで賃金の底上げを

図るべきだと判断した。社員の意欲が

上がれば接客などの質も改善する。

それが会社の成長にも繋がる__と。

 

 

素晴らしいですね。

 

他の企業でもそういう風潮が

広がって欲しいし、学校の教師もやはり、

これと同じです。

 

教師の待遇を改善することで、

授業や、生徒とのコミュニケーションの

質が向上する。

 

だから、ちゃんと充分な給料を出して、

残業代もちゃんと出るようにし、

仕事の量も1人でさばける量にする。

 

わざわざ教師がやらなくて良いことは、

定年退職した元教師を嘱託で雇ったり、

教師にマネージャーをつけたり、

民間に業務委託して分業するということを

検討した方が良いんじゃないかなぁと

思いますね。

 

部活動も、外部コーチに委託すれば

良いんですよ。