山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【小説】主人公・沖野航太を通じて伝えたかったこと

今日からインスタのプロフィール欄に

このブログのリンクが復活しました。


小説、読んでいただけたでしょうか?笑


今回の小説なんですけど、

書き始めたのは10月頃だったと思います。


最初は順調に進んでいたものの

途中から全然書き進められなくなり、

長い間寝かせていた期間もありました。


当初の予定だと、主人公の沖野航太が

高校生から話が始まって、

大学生、そして教育実習生へと

話が進んでいく予定だったんですが、

あまりにも執筆がはかどらず、

高校生で完結することになりました。


沖野くんという人の人物像なんですけど、

大前提として心の闇を抱えています。


社会に対するひねくれた目線を

持っていながらも、人の目を気にして

一生懸命、真面目な人を演じている。


そんな彼が、佐々木さんとの出会いで

一気に人生が明るくなるわけです。


真面目を演じていたのが、

人との関わりの中で

本当の真面目になっていく。


それまではいわゆる「陰キャ」として、

友達もいなくて誰とも会話を

してなかったけど、佐々木さんとの

出会いによって、少しだけ

自分に自信が持てて、

表情が明るくなっていって、

その結果、神山くんという

新しい友達もできたりして、

「楽しい人生」へと変わっていく、と。



高校生で完結すると決めてから、

どんな結末にするのが良いのか

正直、正解がわかりませんでした。


完結してない感じで終わっといて、

続編をいつか書こうかな、というのも

思ったんですけど、

高校生で完結の方が書きやすいなって

ことで、あんな最後になりました。





最初、沖野くんは友達がいないので、

ほとんど会話もなく、

沖野くんの脳内をナレーションする

形で話が進んでいきます。


そこを読んでもらうとわかると

思うんですけど、沖野くんって実は

ポテンシャルがすごく高いし、

友達さえできれば、

すごく優秀な高校生に

なれるんですよ。


全然クラスの人気者になれるくらいの

ポテンシャルがあるんだけど、

木村以外はそのことに気がついていない。


それで、誰も評価してくれないものだから

沖野くん自身、どんどんネガティブに

なっていってしまう、と。



こういう学生って、実はすごく

多いんじゃないかな、と。


学生って陽キャ陰キャ

居るんですけど、

8割くらいの人は環境によって

陽キャにも陰キャにもなり得ると

思っています。


学校生活の最初に運良く友達が

できれば楽しい学生生活を送れるけど、

運悪く友達ができなかったら

3年間ずっと、ほとんど学校で

会話もなく終わっちゃう、ということも

ザラにあると思います。


そういう子が幸せになっていく様を

表現したかった、というのは

1つ、テーマとしてありますね。


沖野くんの優しさとか頭の良さに

気づいたのが佐々木さんと神山くん。


そして、気づかせるきっかけを

作ったのが木村。


そういう人に恵まれさえすれば、

垢抜けて、人に信頼されるような

立派な人になれるっていうのを

沖野くんの姿を見て

感じてもらえたら幸いです。





ただ正直なところ、

公開する期日を決めてしまったから、

そこに間に合わせるために最後一気に

ブァーっと書き進めたものだから、

後半結構話がめちゃくちゃですよね。


そんな陰キャがこんな一気に

幸せになるものなの?とか、

最後の終わり方雑すぎん?っていう

違和感は正直、あると思います。


ただ、期日を決めなかったら絶対に

書ききれていなかったんで、

とりあえずこの作品をボツにせずに

出せたっていうことは

良かったんじゃないかなと思います。



前半の、陰キャの心情で話が

進んでいく部分を出せたっていうのが

良かったです。


陰キャなら共感してくれる作品なんじゃ

ないかな、と思います。




ちなみに、もう次回作書き始めてます。


期待せずに待っておいてください。