山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

生徒指導の「反省文」には意味が無いっていう話。

犯罪者の更生に関わっていた人の

著書を読んでみました。


その本によると、

犯罪者に対して、反省を促したり

被害者側への謝罪をさせても、

また再犯する確率が高いらしいですね。


つまり、反省しなさい、謝りなさい、

ということは根本の解決になっていない、と。




大切なのは、自分がなぜ犯罪を

犯してしまったのか、を

しっかり考えること。


自分のことを理解することが、

犯罪者が更生する第一歩だと

いうことです。




なるほど、確かにその通りだな、と

思いました。


そして、これは学校の生徒指導でも

同じことが言えます。


例えば校則を破った生徒がいたとして、

その生徒に反省文を書かせる、と。


でも、反省文を書かせたところで

根本の解決にはなっていないんですよね。



ルールを破っていい理由はないとしても、

ルールを破る理由はある。


先生側は「校則を破ってはいけない」

ということを指導したがるけど、

でも生徒側からしたら、

そのくらいのことはわかってる。


悪いこととわかってて

やってるわけで、

そこにはそれなりの理由があるんです。




それを解決するには、

「校則破っちゃダメでしょ!」という

指導じゃ意味がなくて、

まずは生徒の主張をしっかり聞く。


問題行動っていうのは

「悪意→行動」ではなく

「主張→行動」というパターンが

多いような気がします。


だから、コイツは悪意があると

決めつけるんじゃなく、

主張をまずは聞いてあげる。


先に「行動」を否定しちゃうと、

生徒からすれば「主張」まで否定された

気になってしまうからね。。


だから、とりあえず話をしっかり

聞いてあげる。


指導はそれからですよね。