山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】大阪万博について


先日の「日曜報道THE PRIME」で、

大阪万博について取り上げていました。

 

レギュラーコメンテーターの橋下さんは、

大阪で万博をやろう!と言った

張本人です。

 

それと、大阪府知事の吉村洋文さんと、

万博の予算の問題などに懸念を示す

立憲民主党長妻昭さんが

出演していました。

 

万博の問題は、識者のXを見ていても

よく話題に上がっていて

興味はあるんですけど、

イマイチ万博の意義と問題点というのが

わかっていなかった。

 

なので、橋下さん、吉村さん、長妻さんで

この議論をやるということで

非常に楽しみに番組を見ました。

 

 

吉村知事が強く訴えたのは、

社会問題の解決として大阪万博には

非常に意義があるということ。

 

万博によって発信される

世界各国の技術が、社会問題の解決に

繋がっていく。

 

そして、それだけでなく、

大きな経済効果が生まれ、

そのお金で世の中を良くしていく。

 

そういう意義があるんだなということを、

吉村さんの話を聞いて感じました。

 

 

それに対して長妻さんがいろいろと

指摘をするわけですが、

放送を見る限り、長妻さんが

万博にケチをつけているようにしか

個人的には見えなかったんですよね。

 

長妻さんが言っていたのは、

これが民間が開催する博覧会なら

歓迎できるが、税金によって

行われる博覧会だから、

「税金を使ってやる必要ないんじゃない?」

能登半島地震の復興など、もっと

別のところにお金と人員を使った方が

良いんじゃない?」ということ。

 

しかし、個人的には、

万博によって発信される様々な技術が

自分たちの子供・孫世代への発展に

繋がっていくのであれば、

むしろ税金を使ってそれをやることは

歓迎できるなぁ、という風に感じます。

 

まぁ、それと大きな問題としては

会場建設費や運営費が当初の予定より

増えてきていることがあります。

 

しかしこれも、エネルギー価格の高騰や

円安が想定よりも大きく進行していると

いうことで、仕方ない面もあると

思うんですよね。

 

会場に設置する巨大なリングが

無駄なんじゃないかという指摘も

ありますが、これも万博終了後には

一部を残して解体し、

その木材を別のところに活用しようと

考えているとのことなので、

別にそこまで無駄じゃないんじゃないかなと

いう気もします。

 

 

 

また、先日の毎日新聞で「大阪万博まで

あと1年 盛り上がらぬ理由直視を」という

社説が出ていたので、読んでみました。

 

そこで指摘されているのは、

以下のようなことです。

 

人工知能生命科学など、

技術の進歩そのものに不安を

覚える人も多い

 

・人口が減少し、低成長が

常態化する中、大型イベントを

起爆剤に経済活性化を図る手法への

懐疑的な見方が広がっている

 

・「いのち輝く未来社会のデザイン」

というテーマは抽象的で、

メッセージがわかりにくい

 

 

そんなことが指摘されているんですが、

いずれの指摘も、言っている意味が

よくわからないですよね。

 

ただの言いがかりにしか見えないです。

 

人工知能生命科学の発展そのものに

不安を感じる人が多い、と言うのなら、

その発展によってどんな良いことが

あるのかをもっと大々的に報じて、

不安を払拭していくのがメディアの

役割なんじゃないの?と思ったりも

するし…

 

しかも、人口が減少して低成長が

常態化しているということを

指摘するのであれば、むしろその

人口減少による人手不足を、

人工知能の発展によって

どつ補っていくか、というのが

自然な考え方だと思うんですけどね。

 

何故、人口減少が問題だと

書きながら、その解決に繋がる

技術の進歩を批判するのか。

 

長妻さんにしろ毎日新聞にしろ、

単に「維新憎し」というだけで

いろいろ文句を言っているだけだから、

「なるほどな」と思えるような

しっかりした反対意見を

言えていないんですよね。

 

ただの言いがかりにしかなっていません。