山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

政治家を語る【吉村洋文(大阪維新)編】

 

大阪府知事の吉村洋文さん。

 

維新の会に所属している政治家さんですね。

 

全国的にも名が知れていて、

非常に評価が高い政治家の1人だと思います。

 

 

吉村さんの評価が高いのは本当に

よくわかります。

 

コロナ対応なんかでも、めちゃめちゃ

頑張ってるなぁという風に見えましたよね。

 

ただ、それが本当に頑張っていたのか、

それとも、頑張っている風に見えただけか。

 

そこをどう評価するか、というのが

難しいんですよね。

 

 

個人的には、吉村さんのコロナ対応は

よくやったと思います。

 

ただ一方、大阪は感染者数や死者数が多い。

 

いくら人口が多いからといっても、

何で東京より大阪の方が多いんだ?

という点は、人口を言い訳にすることは

できません。

 

大阪でコロナの死者数が多いのは、

維新という政党が、

公共サービスをどんどん

削ってきたからなんですよ。

 

学校の統廃合だったり公共交通機関

民営化をどんどん推し進めてきた。

 

高齢者の足となっていた「赤バス」も

橋下徹さんが市長のときに廃止し、

高齢者は病院等に通いづらくなった。

 

橋下さんが、決まった給料・勤務時間で

働く公務員をやたら敵視して、

大阪の公務員をドンドン減らすということを

やってきたおかげで、大阪の人達は

充分な公共サービスを受けられなく

なっているんですよね。

 

おかげで1人1人の府職員や市職員の

負担が劇的に増えてしまい、

大阪の公務員の自殺者数が増えたという

話も聞きます。

 

そうやってどんどん、

公共サービスを削り、

病院や保健所を弱体化させてしまった。

 

それで、コロナに対応する職員が

全然足りていなかったので、

感染者が放置されてしまい、結果的に

感染者数も死者数も増えてしまった。

 

これはどう考えたって、

これまでの維新という政党による

間違った政策のせいなんですよね。

 

 

もちろん、そんな中で吉村さんは

精一杯やって、コロナ被害を最小限に

食い止めたのだろうと思いますが、

元はというと、それは維新の責任。

 

で、維新のそういう政策の象徴とも

いえるのが「大阪都構想」。

 

大阪市を廃止して予算を削り、

大阪府と各区だけで地方行政をやろうと

いう政策なんですけど、これは橋下さんが

1番やりたかった政策ですよね。

 

2015年にこの「大阪都構想」の

住民投票が否決されたことで、

橋下さんは政界から退きました。

 

ところが、コロナ禍の中で

吉村知事は、2020年に2度目の

住民投票を実施しているんですよね(否決)。

 

つまり、吉村さんは、

コロナ対応自体は頑張ったにせよ、

しっかりと橋下路線を継承している

政治家です。

 

まぁ、吉村さんは元々弁護士で、

橋下さんに口説かれて政治家になり、

言わば橋下政治のブレーンの1人として

育てられたわけです。

 

橋下路線を継承しているのは

当然のことでしょう。

 

維新がやっているのは、

いろんな公共サービスに対して

府や市がお金を出すことを渋り、

さらにカジノを作って国内外から

観光客を呼ぶことで、

大阪の経済を潤そう、と。

 

経済を再建することで

結果的に福祉への支出ができて

府民のためになる、と言いますけど、

違いますよ。

 

本当に府民のためにやってるなら、

こんなに公共サービスを削るのは

おかしいと思います。

 

府民のためと言って、府民の犠牲を

強いるようなことをやっている。

 

それが維新だと思います。

 

つまり、吉村さんが知事をやっている間は

どんどん公共サービスが削られて

いきますから、大阪の人たちは

そこをよく考えた方が良いと思いますね。