山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

カープの懐かし助っ人を語ろう【ニック】

 

2012~2013年に在籍したニックという

助っ人は、印象に残っている人も

多いと思います。

 

当時、深刻な得点力不足に悩んでいた

チームの中で、ニックにかかる期待は

ものすごく大きいものがありました。

 

最初はなかなか日本の野球に適応できず

調子が上向かなかったのですが、

野村監督の「センター中心に打つ意識を

持った方が良いのではないか」という

アドバイスがハマった。

 

5月の阪神戦では、

3打席連続ホームランという

偉業も達成しました。

 

当時の4番打者・栗原が肘の故障で

離脱した中、ニックが4番に定着し、

非常に良い働きをしました。

 

交流戦のはじめ頃には、

絶対的レギュラーの梵、

絶好調の天谷・岩本と共に

強力打線を形成。

 

下位打線では、この年から一軍に

定着した堂林が勢いをもたらしました。

 

それでチームの調子も上向いていたのですが、

交流戦中、ニックは全速力で一塁ベースを

かけぬけた際に膝を故障。

 

担架で運ばれ、結局この年にニックが

戻ってくることはありませんでした。

 

 

それでも、一塁を全速力で駆け抜ける

姿というのは、多くのファンの印象に

残っているはずです。

 

とにかく一生懸命にプレーする。

 

これができる助っ人というのが、

他球団だとなかなか居ないですから、

ニックのこの姿勢というのは

ファンの心を掴みましたよね。

 

翌2013年、一時期また一軍に帰ってきた

時期もあったのですが、

ニックがいない間に獲得した

エルドレッドの方がよく打ったので、

ニックは押し出されてしまい、

この年限りで退団となりました。

 

でも、もっとニックの活躍は

見たかったですね。

 

すごく好きな助っ人の1人でした。