タイトルの言葉は、新海誠監督が
「すずめの戸締まり」について、
雑誌のインタビューで答えた内容です。
すずめの戸締まりは東日本大震災を
題材にした映画で、制作する上で
ショッキングな描写は避けられない
作品だったわけですが、
新海監督は、それでも人の心動かしたいと
いう思いで映画を作った、と。
この新海監督の言葉は非常に大切で、
「傷つけない」、つまり
「マイナスを避ける」ということを
目指してしまうことで、
逆にプラスを生み出せなくなってしまうと
いうのは、物事の本質だと思います。
例えば、人間関係でもそう。
相手を傷つけないようにしようと思って
遠慮してしまうと、踏み込んだ話は
できませんから、それ以上仲が深まらないと
いうことになります。
なので、傷つけないようにしよう、という
意識よりも、相手の心を動かしたい、という
意識を強く持った方が良いような気がします。