山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

合唱祭の審査員をやった時の話

高校のとき、合唱祭の審査員を

やったことがあります。


当時は各学年から1人ずつ

審査員をやることになっていて、

男子で伴奏者っていう珍しさから、

山口がやったら?みたいな

感じになって。。。


それでやることになったんですけど、

まぁ要は点数をつけていくわけですが、

どういうところを見て審査するのか。


それってやっぱり、

すごく難しいですよね。



なんか、高校3年間合唱祭をやってきた中でも

感じたんですけど、結局審査してる先生たちも

全員が全員音楽の知識がある人ではないです。


だから結局、

曲の好みになってくるんですよね。笑


J-POP感の濃い曲よりも、

コブクロとかSEKAI NO OWARIみたいな、

真面目な人でも「いい曲だな」と

思えるのが結局賞を取る。


でもそれってやっぱり、一生懸命

練習した人達に失礼な審査かなぁ、と。




それでまず、合唱祭にいかに本気で

取り組んだか、を見ようと思いました。


じゃあどこを見れば本気度がわかるか?

といえば、まず歌い出しが揃っているかどうか。


やっぱり男子も女子もピアノも、

みんなの歌い出しがピタッと揃うのは

練習量の証拠なんですよね。


そこが揃わないクラスは

テキトーなんですよ。


なので、まずそこは大切な審査基準。



それと、やっぱり強弱があるかどうか、

というのを見てしまいます。


最初から最後まで元気に歌う、というのは

その場の頑張りなんですよね。


対して、強弱をつけるというのは

それまでの、準備段階からの頑張り。


だから、最初から最後まで元気いっぱいで

迫力のある合唱と、メリハリつけて

歌っている合唱。


どっちを評価するかって、自分の基準だと

絶対に後者です。


そもそもなんで合唱祭というものが

あるのか?って話ですよね。


個人的には、クラスで協力して

本気で練習して1つの成果を出す、

という過程が大切なのかな、と

思っています。


そこに合唱祭の意義があるんだとすれば、

本番で元気よく歌うことよりも、

やっぱりいかに練習を頑張ったか、

が見えた方が合唱祭としては

評価するべきポイントかな、と。




なので、ぶっちゃけ何の曲かなんて

全然どうでも良くて、

クラスで楽しく練習していける曲を

選ぶことが重要ですよね。


自分が高校のときは、2年生から

3年生にかけてはクラス替えがなくて、

同じメンバーで人で2回の合唱祭が

ありました。


2年生のときはスピッツ空も飛べるはず

3年生のときはゆずの友という曲を

やったんですけど、やっぱり自分らのクラスは

真面目な大人しい感じというよりは

元気いっぱいで、今を全力で楽しむという

感じのクラスなので、スピッツの方が

合ってたんですよね。


だから、スピッツのときは金賞で、

ゆずのときは3位以内にも入れず。


やっぱり、いい曲を選ぶよりも

楽しいと思える曲を選んだ方が

そのクラスの魅力って伝わりますよね。


なので、そういうのも1つ、

審査基準として見た部分です。




何事においてもそうなんですけど、

やっぱり人を評価するということには

それなりの責任が伴うと思います。


だから、やっぱり面と向かって言えるような

評価しかしたくないし、

後で聞かれたときにちゃんと

理由を言葉で説明できるような、

ハッキリした基準っていうのが

大切なのかな、と思いました。