山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

部下を辞めさせない上司の指導法

いろいろ考えるんですけど、

今の若者世代が働く上で

大切なこととして、

「自己肯定感」っていうのは

鍵だと思うんですよね。


よくこのブログでも書くんですけど、

「頑張る」のベクトルって

人それぞれ違うわけです。


なのに、上司は1つのベクトルで

評価しようとするので、

上司のベクトルと部下のベクトルが

一致しないときに、やっぱり

部下はしんどいです。


ホームランバッターの部下に対して

確実性を求める上司がついてしまうと、

「三振するな!」という指導に

なってしまうから、部下にとっては良くない。



やっぱり人それぞれ個性が違う以上、

いろんな人のいろんな頑張り方っていうのを

しっかりわかってあげて、

頑張りをまず認めてあげることが

すごく大切です。


それは型にハマった評価ではなくて、

個性・人格のある人間として部下を見て、

一人一人にしっかり寄り添うっていうこと。



頑張ってない人なんて基本的にはいないのに、

頑張った分が評価に繋がらなかったり

結果に繋がらないときに

心が折れてしまうんだと思う。


だから部下を辞めさせないためには、

いかに部下を「ダメな奴」にしないか、

というのがすごく重要ですよね。


ベクトルは違えどみんな頑張ってるんだから、

そこに着目してあげれば、

出来の悪い奴なんていないわけで。


まずそれをしっかりした上で、

成長出来るための道筋を作ってあげる。


それが上司の役割なんじゃないかな、と

思います。



だから、登山で例えるなら、

「この道をこう登れ!」と言うような

上司だと、部下はしんどいです。


自分が歩きやすい道を行くべきだし、

歩くペースも人それぞれ。


だから、そういうのをしっかり

尊重してあげた上で、

部下がキツいと感じたときに

手を差し伸べてあげる、と。


部下の足が止まったときに、

おんぶしてあげる必要はないけれど

また登れるようになるまで

寄り添ってあげる、と。


「気合い入れて登らんかい!」ではなくて、

こういう歩き方をしたら疲れにくいよとか

具体的で意味のあるアドバイスをする。


それが上司のやることです。