国家ぐるみのドーピング疑惑などを受け、
ロシアが東京五輪に出場できなくなった
らしいです。
日本での報道を見る限りでは、
この決定に対してロシアの人たちは
疑問を抱いているように感じます。
例えば、こんな声が上がっています。
「一部の選手のドーピングに国の選手
みんなが巻き込まれるのは不公平」
たしかに、わかります。
もし自分がロシアの選手で、
ドーピングなど一切なくやっていたらと
考えると、そりゃ「おかしいわ」となります。
ただ、こういう決定はもう、仕方ないことです。
広島の高校生が東京に修学旅行に行って
何か問題行動を起こしたとします。
そしたら、「〇〇さんが問題行動を起こした」
とはなりません。
「〇〇高校の生徒が」とか、下手したら
「広島県の高校生が」っていう規模の
問題になってきます。
それで、「じゃあ広島の人はもう修学旅行に
来ないで」と言われたって、仕方ないんです。
一体どこの誰が問題起こしたのかって
特定するのにも労力が要る訳ですからね。
ハロウィンもそうです。
問題起こしたのはほんの一部の人だけ。
でも、「全員路上飲酒禁止！」と
言われれば、ちゃんとマナーを守って
楽しんでた人たちもそれは
守らなきゃいけない。
だって、「去年問題を起こした〇〇さんと
〇〇さんは飲酒禁止」なんてことは
できないんだから。
一体誰が問題起こしたかって特定しようと
思ったら物凄い時間と金と労力が要る。
だから、「全員禁止」という形にした方が
手っ取り早いのです。
それと同じ話。
ドーピングしてない選手ももちろん
たくさんいるだろうけど、でも
これだけの規模での問題ですから、
ロシアの国全体で背負うって形に
なるのは仕方ないでしょう。
