山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

今週の教職授業④

今日はとある高校に行って、
授業を見学させていただきました。

教科は1年生の「国語総合」。

内容は、「少年口伝隊一九四五」という
朗読劇の文章を、実際にグループごとに
役を決めてやってみようというものでした。



前の時間までにクジでグループ分け、
そのグループの中での役決めもしていて、
本時は前半はグループ内で練習して、
後半は1グループに前に出て発表を
してもらう、という授業構成でした。





まず、今日いくつか見に行ける授業の
候補がある中で俺が国語総合を選んだ
理由なんですけど、、、

今「アクティブラーニング」と言って、
先生が黒板書きながら喋るだけじゃなくて
生徒が主体になる授業っていうのが
推奨されています。


そんな中、国語はアクティブラーニングと
いう形にするのが難しい授業だと思うので、
「どうやったら国語を楽しい授業に
できるのかな?」というのを
見に行きたいと思ったのです。



だから「朗読劇」という形に関しては
すごく「面白いな」と思いました。

これなら生徒もやる気になるし、
物語の登場人物の心情を読み取るという
国語の目的も達成されます。




40人クラスで、8人グループが5つという
形で分かれていました。

生徒は全体的に楽しそうに
朗読劇の練習をしていました。

ただ、5つのグループがあると
どうしても、やはり個性が出ます。

すごく朗読劇に入り込んで
ガチでやってるグループもあれば、
「何をやれば正解なの?」という雰囲気で
なんとなーく読んでるだけのグループも。

クジでグループ決めをしているので、
どうしてもそういう性格や学力の
偏りは出ちゃいますよね。。




そんな中、先生が「机間巡視」と言って
教室ウロウロするんですけど、、、

その時の声のかけ方がプロですよね。

入り込んでいるグループに対しては
「どう?」「発表大丈夫そう?」と
フランクに話しかける。

対してなんとなく過ごしてるグループには
「ここに気をつけたらいいんじゃない?」と
具体的にアドバイスしている。

そうやって、生徒に合わせた話しかけ方を
することで、生徒のモチベーションを
上げていると個人的には思いました。




そして後半、1グループだけ発表して
もらうんですけど、そのグループを
決める時も「トップバッターは勇気が
いるよね!」「ここでトップでやって
みるのも勉強になるよね!」という
声のかけ方をするんです。

それによって、生徒側から
「じゃあ僕達がやります!」と立候補
しやすい状況を作っていると思いました。


そういう声のかけ方、できそうで
なかなか簡単にはできないのでね、、、汗





実際の授業を見せてもらうのは
やっぱりとても勉強になります。

いい経験をさせてもらいました!


そして明日は母校にお邪魔します。

どこのクラスになるかなー