日本は、資本主義です。
つまり、おカネを稼げる奴が
偉い、ということです。
今、世界的な物価高というのが
起こっていて、
とりわけ、なかなか手取りの
上がらない日本においては、
多くの人がおカネのやり繰りに
苦しんでいます。
だけど、多くの人は
なんだかんだで、
無駄遣いをしています。
その、「無駄遣いをさせて稼ぐ」
いう手法を「不安産業」と
呼ぶことにしたいと思います。
何かと言うと、
例えば「今年はこういう服が
流行ってますよ」
「去年流行っていた服はもう
古いですよ」とテレビ、
SNSなどで宣伝する。
そのことによって、
「新しい服を買わなきゃ、
流行りに後れてしまう」という
不安をあおって、
服を買わせる、と。
実際には去年の服を
着ていたって何の問題もないけど、
不安をあおることで
新しい服に買い換えさせる。
これが「不安産業」です。
他にも、「子供に良い教育を
受けさせないと、良い学校に
入れなくなりますよ」と
不安をあおることによって、
学習塾が儲かる。
あるいは「こまめに検査をして
体の異常を見つけないと、
治らなくなりますよ」と
不安をあおることによって、
お医者さんが儲かる。
お医者さんだって商売です。
実際には、必ずしも病気を
見つける必要もないと思うし、
コレステロールが少し高いくらいで
薬なんて出さなくても良いはず
なんですけど、儲けるために
不安をあおって無理やり
おカネを使わせているのです。
でも、去年の服に愛着を持って
ずっと大切に着ている人もいる。
あるいは、塾で周りの子と
競うのではなく、
ただただ読みたい本を読み、
自然と戯れながら
多くのことを学んでいる子供もいる。
そういう人たちって
ものすごく心が豊かなんですよね。
別に、資本主義が
悪い訳ではないのですが、
日本や中国や欧州諸国のように
経済が成熟している国で、
無理やりおカネを儲けようとすると、
そういう「不安産業」しか
なくなってきますよね。
だからこそ、今、
マルクスを読んでみると
面白かったりもします。