山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】戦争は「不安による支配」である【イスラエル】

 

毎日新聞編集委員

大治朋子さんの著書

『「イスラエル人」の世界観』を

読んでいると、イスラエル在住の人の

こんな話が出てきます。

 

_あの事件以来、今でも夜中に

よく目が覚めるんだ。玄関の鍵が

かかっているか心配になって駆け寄り、

確認する。不安症になったことなど

人生で一度もないんだけどね。

子供たちもあの事件以来、

寝る前にそばにいてほしいと言う。

小学校高学年と中学生だから、

もうそんな年齢ではないのだけれど。

友達の家でも同じことが

起きていると聞いた。社会全体に

恐怖が広がっているようだ_

 

 

ここで出てくる「あの事件」とは、

もちろん2023年10月の

テロ組織「ハマス」による攻撃。

 

ハマスの戦闘員がイスラエルに突入して、

武器を持って街をうろつき、

イスラエル人を殺す_

 

そこから始まった

このハマスイスラエルの戦争は、

ようやく終結への道筋が

見えてきたところです。

 

 

 

「武器を持った敵兵が

街をうろついている」

 

それが戦争ということですよね。

 

そういうことがあると、

街中が不安で支配されるのは

当然です。

 

「武器を持った人が家の周りを

うろついているんじゃないのか」

っていう不安感は、

平和ボケしている日本人は

普段、想像もしていないような

感覚なんだと思います。

 

そして、そういう感覚を

想像しない人たちが、

「いざとなったら国のために戦う

覚悟を持て」と勇ましいこと

(いや、薄っぺらいこと)を言ったり、

逆に「中国を刺激しないように

軍縮して平和外交を」と

呑気なことを言ったりする。

 

戦争を回避するために

軍拡をするべきか軍縮をするべきかという

議論があるんですけど、

その議論の中には残念ながら、

戦争をリアルに考えるという想像力は

含まれていないように思います。

 

街が攻撃を受けると、街中が

「またあの怖い思いをすることに

なるんじゃないか」という

とてつもない不安に支配され続ける…

 

このことも戦争の一部であり、

よくよく考えるべきことです。