山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

うつの人に「気分転換」をすすめても意味がないっていう話

 

うつ病になったとき、

当然本人は気持ちが落ち込みます。

 

そこでよく勘違いされるのですが、

「気持ちが落ち込んでいるなら

気分転換をしたら良いじゃないか」と

思われがちなんですよね。

 

それで、周りの人が気分転換に

遊びに行こうとか

どこかへ出かけようとか

言うんですけど、

ぶっちゃけそれって、

あまり意味がなかったりします。

 

 

普通の精神状態の人が

落ち込んだときには

気分転換は有効なのですが、

うつ病となると違う。

 

如何せん、うつ病は根が深い問題です。

 

一時的に気分転換をしたとしても、

またどんどんとネガティブなものが

湧き出てくる状態がうつ病ですから、

気分転換は意味をなしません。

 

つまり、気分転換によって

治る場合は単に落ち込んでるだけですが、

気分転換によって治らない場合は

うつ病だよ、ということです。

 

 

じゃあうつ病の人はどうしたらいいか。

 

気持ちの落ち込みに抗おうと

するよりも、まずはとことん

落ち込んだ方が、先に進みやすいです。

 

落ち込むときは、1ヶ月でも半年でも

とことん落ち込みましょう。

 

で、周りの人は

落ち込まないように励ますのではなく、

落ち込んでる気持ちに

寄り添ってあげるのが良いと思います。

 

「何か楽しいことしようよ」ではなく

「うんうん、辛いよね。しんどいよね」

っていう声掛けの方が優しいです。