田原総一朗さんの「不器用を武器にしよう」
という本を読んでいたら、
次のようなことが書いてありました。
_終わってからどうするかを
考えないケンカっていうのは最悪なんです。
ところが、日本人のケンカの特徴は
昔から玉砕主義なんです_
これだけだとイマイチ主旨が掴みにくく、
どういうことかな?と読み進めると、
旧日本陸軍の話が出てきて、
非常に納得しました。
_旧日本陸軍は、戦線が
エスカレートしてどんどん攻撃している
ときは、ものすごく強い。だけど撤退が
下手なんです。上手な撤退ができない。
戦争っていうのは、いろんな局面で
勝つこともあれば負けることもある。
負けるときには、いかに被害を
少なくするか、それが戦争の鉄則。
撤退のできないケンカは最悪です_
これは、陸軍に限らずだと思います。
(そうせざるを得ない事情があったに
せよ)アメリカに戦争を仕掛け、
本当は勝てっこないのに
「必勝」と国民を煽り、
無謀な戦争を続けた。
その結果が、広島・長崎への
原爆投下です。
原爆を落とされる前に、
冷静に撤退・降伏の判断を
するべきでしたよね。
今のウクライナも似たような状況で、
アメリカやヨーロッパ諸国の
支援がないと戦えないという状況で、
これ以上戦争を続けても、
国民の命が失われていくだけです。
鈴木宗男先生もよく言っていますが、
先の敗戦を経験した日本こそ、
ウクライナ・ロシア双方に停戦を
呼びかけるべきです。
トランプが停戦に向けて
動いていることに対して
いろいろケチをつける人が
多いですが、トランプがやっていることは
正しいのだと思います。