診断されたことについて、
まず驚きはありません。
サービスエリアでの奇行や
撮影現場での情緒不安定な様子が
報道されている中、
薬物検査が陰性だったということは、
何かしら精神的な問題があるんだろうな、
というのは、容易に想像できます。
自分が精神科に入院していたときに、
一緒に入院していた人から
双極性障害についての話を
聞いたことがあります。
その人は、友人が双極性障害を
患っているそうです。
(仮にAさんとします)
双極性(躁鬱病)を患っていると、
鬱状態(気分の落ち込み)と
躁状態(気分の過度な高まり)が
交互に訪れます。
躁状態のときには
ほぼ無敵状態のような感じで、
気分がハイになりすぎて、
時にはトラブルを生むことがある。
なので、Aさんの場合は
精神科病棟内で躁状態のときに、
看護師を挑発するような言動を
繰り返していた、という話を
聞きました。
広末さんがサービスエリアで見せた
奇行も、恐らくこの病気の
症状なんだろう、ということですよね。
今回、事務所のコメントで
本人の不調や苦しみを「体調不良」という
言葉で済ませてしまっていたことを
深く反省しています、と出ていましたが、
本当にその通りです。
こういう精神的な病というのは、
本人にしか苦しみはわかりません。
だからこそ、周りが深く寄り添って
あげないといけない。
こうなる前にちゃんとした
診断や投薬治療というのを
やらなきゃいけなかったんです。
仕事どころか、
車の運転にすらストップがかかって
いないというのは、
投薬治療をしていなかったと
いうことですからね。
そして、広末さんのサービスエリアでの
奇行について、面白おかしく報じた
テレビのワイドショーの在り方も、
しっかり考えないといけません。
多くの人にとって、
広末さんの奇行を「面白く」感じるのは
わかります。
ただ、だからといって広末さんを
笑ったりバカにしたりするのは、
いわば障害者を指をさして笑っているのと
同じようなものです。
そうやって笑われたりすると、
同じような病気を持つ人が
傷つく可能性がある。
そういうことを、
ワイドショー制作陣はしっかり
検証した方が良いんじゃないかなと
いう気がします。