山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

人は共感して欲しい。人は心配して欲しい。

 

新聞を読んでいたら

お悩み相談のようなコーナーがあって、

小学5年生の息子を持つ親からの

相談が載っていました。

 

相談内容を要約すると、

息子がサッカー教室や塾を無断で休み、

理由を聞くと訳の分からない

嘘をつくんだ、と。

 

それで、「小学生なので多少の嘘は

仕方ない」と放っておいて良いのか、

それとも親として叱った方が良いのか?

という相談です。

 

 

これに対し、こどもコンサルタント

原坂一郎さんという方は、

「子供が本当のことを言ったときに

怒っていないか?」ということを

指摘していました。

 

例えば、

子供が「おなかが痛い」と言ったときに

「あんなに食べるからでしょ!」と

怒ったことはないか?と。

 

それをやってしまうと、子供としては

怒られることを避けるために、

本当のことを言わなくなっていくので、

まずは「子供が本当のことを言ったときに

怒らない努力をする」ことを

すすめていましたね。

 

 

本当に、この方の

言う通りだなぁと思います。

 

子供が「おなかが痛い」と言ったとき、

まず必要なのは「食べ過ぎたからでしょ!」と

怒ることではなく、おなかが痛いのを

「大丈夫?」と心配してあげること。

 

怒るのはその後です。

 

それをできない親が多いんじゃないか、と

感じます。

 

大人がそれをできないから、

子供はおなかが痛いときに

「自分が悪いんだ」とか

「我慢して頑張らないと」という

発想になってしまって、

そういう子供が社会人になったときに、

「生きづらい社会」の一因に

なるんじゃないかと思います。

 

人間は感情動物なので、

「正論」ではなく「共感」を

欲するもの。

 

そういえば、自分が大学生のとき、

とある友達に「お気に入りのスニーカーが

汚れちゃったんだよね…」と

言ったところ、「白いスニーカーなんか

履くからだよ」と返されたことが

あります。

 

うっざーー!!!と思いました。笑

 

こういう、共感より正論しか

言わないような人は

どんどん煙たがられます。

 

相手の気持ちを考え、尊重するように

心掛けないといけませんね。